From Hempire Cafe

闘い続ける、と宣言

医療マリファナ患者エンジェル・ライヒ

Source: Washington Post
Pub date: 07 Jun, 05
Subj: User of MMJ Says She'll Continue To Fight
Author: Evelyn Nieves
Web: http://www.thehempire.com/pm/comments/P/3697_0_1_0/


Nov. 29, 2004    http://www.angeljustice.org/gallery.php?gal=11

エンジェル・ライヒさんは繰り返し記者に語った。「もちろん、マリファナは決して止めません。もし止めたなら私は死んでしまいます。」

ライヒさんは医療マリファナが自分を生かしてくれていると信じている。その確信がマリファナに対する連邦政府との闘いに彼女を駆り立てている。この月曜日、連邦最高裁が、州法で医療使用が合法であっても連邦政府は依然マリファナの所持を禁じることができる、という判決を出したことに落胆し、少しショックを覚えたようだが、彼女は連邦法を変えるまで闘うと繰り返し述べた。

「まだたくさんの闘いが残っています。」 と、オークランド市役所前の階段に設けられた会見場を足早に後にしながら語り、カメラ取材班が待つ自宅へと急いだ。彼女は一日中インタビューに追われていたが、2時間ごとに休憩を取ってマリファナをパイプやバポライザーで吸引していた。

記者との朝の電話会談では、会談の前も途中でも医療マリファナを使っていると語り、「本当は使いたくないの。病気のためで、ハイにしてくれるわけじゃないし。」 とも加えていた。

二人のティーンエイジャーの母でもあるライヒ(39)さんは、自身がティーンエイジャーの頃より数えられない程の病気に苦しんできた。そんな中で様々な医薬品を試したが役に立たず、医療マリファナだけが効果をもたらした。

彼女によると、マリファナを吸うと空腹になるので、食欲を奪う消耗状態を克服でき、また、進行性脊柱側弯症や子宮内膜症や筋腫からくる痛みを緩和してくれる。さらに手術不能な脳腫瘍の成長をマリファナが阻んでくれていると信じている、と語っていた。

医療マリファナを始めたのは、2年間を車いすで過ごした後の1997年で、再び立って歩く練習できるほど丈夫になった。彼女はこれをマリファナのおかげだと確信しており、医師もマリファナ以外に説明がつかないと言っていたという。

彼女に安堵をもたらしたマリファナは彼女を活動家にもした。オークランドの医療カナビス・クラブで弁護士をしていた現在の夫ロバート・ライヒさんの手助けもあって、2002年に彼女は、オロービルに住むもう一人の医療マリファナ・ユーザー、ダイアン・マンソンさんと伴に、司法長官ジョン・D・アシュクロフトを相手どり、連邦政府に医療マリファナを利用・栽培している患者への捜査を中止するように求める訴訟を起こした。第9回巡回控訴裁判所では勝訴したが、連邦政府側が最高裁に上訴していた。

会計士で変性脊椎疾患を患うマンソンさん(47)は、2002年、中庭で6本のマリファナ植物を栽培しているところを連邦ドラッグ捜査員の家宅捜査を受けた。月曜日の時点では記者はまだ彼女からコメントは得られていない。

ライヒさんは最高裁の判決を不安を募らせて待っていたが、時間がかかっていたことが幸いし、2ヶ月ほど前、彼女の子宮頸管で前ガン状態の細胞が発見されたのだった。そのことで、判決のスケジュールに合わせて子宮摘出手術を受けて細胞を取り除くことができるようになった。

最高裁の残念な結果に対しても明るい面を見ようとしている。来週、医療マリファナ患者に対する政府の捜索を止める修正案が下院で評決されることになっており、彼女は、判決が最高のタイミングで出たと語っていた。

これから2週間ほどワシントンに行ってロビー活動を予定しているが、こうした活動自体は 「健康には何の役にも立ちません。」 忙しい日々を過ごす中で 「十分に薬も取ることはできませんし、たえず遅れないように行動しなければなりません。体や精神にはとてもきついです。すべてが済んでメディアが去ったとき、たぶん大声で泣いています。」