Weekly News

2007年5月31日


NORMLオーデイオ・スタッシュ、開始1年で220万ダウンロード
カナビノイドがモルヒネの炎症性疼痛治療を促進させる
第2回NORML法学セミナーの登録締切迫る



●NORMLオーデイオ・スタッシュ、開始1年で220万ダウンロード
2007年5月31日 - アメリカ・ワシントンDC発

NORMLのポッドキャスト 『 
デイリー・オーデイオ・スタッシュ 』 が開始1年で、視聴者のダウンロード数が220万回を越え、ウエブで利用可能なポッドキャストでも最も人気の高いポット番組に成長し、インターネットで最も聞かれているオーディア番組 の一つにランクされている。

2006年6月5日の月曜日の始まったNORMLデイリー・オーデイオ・スタッシュは、アップルコンピューター・ミュージックストアの「政府と団体」部門で、一貫して最も定期視聴者の多い番組トップ15にランクされている。番組のダウンロード数は、ホワイトハウスやペンタゴン、あるいはヒラリー・クリントン上院議員などの国会議員が作成したポッドキャストのダウンロード数をたいていは上回っている。

NORMLのアレン・ピエール事務局長は、4月のダウンロード数は25万回以上に達し、4月20日の 1時間特別番組 では2万を越えたことを示しながら、「NORMLデイリー・オーデイオ・スタッシュの成功は、期待をはるかに上回るもので、その人気は最近の数ヶ月で際立って上昇しています」 と語っている。

「NORMLデイリー・オーデイオ・スタッシュの人気の高さは、何百万人ものアメリカ人が、カナビスとカナビス法改革についての事実にもとづいた教育情報を望んでいることの表れで、連邦政府やマスメディアに距離をおいてNORMLの番組に情報を求める人が増えていることを示しています。」

オーデイオ・スタッシュでは、毎回、最新ニュース、解説、政界の著名な政治家への独占インタビュー、音楽やカナビスの文化の話題などを提供している。

最近のゲストとしては、下院議員で大統領候補のロン・ポール (テキサス、共和)、詩人で政治活動家としても有名なジョン・シンクレア、レコーディング・アーチストのフィッシュボーン、同じく コットンマウス・キング、テレビのトラベル番組のホストで作家の リック・スティーブス、コメディアンの トミー・チョン、同じくラスト・コミック・スタンディングのロブ・カントリール、政治コラミニストでコメンテーターの クラレンス・ページ、ポット栽培のグル エド・ローゼンタール などの各氏が登場している。

250以上を越える過去の30分オリジナル番組NORMLデイリー・オーデイオ・スタッシュも アーカイブ されダウンロード可能になっている。

オーデイオ・スタッシュの製作を担当しているクリス・ゴルドスタイン・プロデュサーは、「NORMLポッドキャストの人気の高さは、多数のアメリカ人がカナビスを禁止したこの国の誤った政策を改めたいと思っている証拠です・・・また、この番組には、政治家や、著名人、医師、科学者、市民の活動家がカナビスと法改革についてざっくばらんに会話ができるフォーラムもあります」 と語っている。

NORMLデイリー・オーデイオ・スタッシュでは、1周年を記念して、過去の独占インタビュー、解説、コメディなどから選んだ58分のベスト番組を6月5日の火曜日に放送することにしている。


To inquire about advertising on NORML’s top-rated podcast, please contact Chris Goldstein at: chrisg@normlaudiostash.com

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7273


●カナビノイドがモルヒネの炎症性疼痛治療を促進させる
2007年5月31日 - アメリカ・バージニア州リッチモンド発

ヨーロッパ薬理学ジャナールに掲載された臨床前データによると、モルヒネと組み合わせてTHCを投与すると、慢性の痛みが相乗的に軽減することが明らかにされた。

バージニア州立大学薬理学部の研究チームは、関節炎を患った動物モデルを使って、カナビノイドとモルヒネ間の坑侵害相互作用について調べた。その結果、THCを投与すると、慢性痛に対するモルヒネの坑炎症作用を高めることがわかったと結論を書いている。

昨年の麻酔&無痛ジャーナルに掲載された臨床前実験でも、
カナビノイドと非ステロイド坑炎症剤(NSIADS)の組み合わせ投与 でも相乗的に作用して、痛みが緩和され炎症が抑えられたと報告している。

神経学ジャーナルの2007年2月号に掲載された臨床実験では、しばしば標準的な鎮痛薬では治療不能なHIVに伴う神経障害が、カナビスの喫煙で著しく軽減された と報告している。


For more information, please contact Paul Armentano, NORML Senior Policy Analyst, at: paul@norml.org.

Full text of the study, "Synergy between Delta(9)-tetrahydrocannabinol and morphine in the arthritic rat," will appear in the European Journal of Pharmacology.

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7274


●第2回NORML法学セミナーの登録締切迫る
2007年5月31日 - アメリカ・ワシントンDC発

NORMLが主催する第2回年次法学セミナーの登録締切が間近に迫っている。今回のセミナーは、アメリカのカナビス法のトップ弁護士やNORNLのスタッフや理事・評議委員などを始め、多彩なゲストを迎えて、6月8日(金)から10日(日)まで、アメリカで最もカナビス・フレンドリーは都市の一つとして知られているコロラド州アスペン市ダウンタウンの 
グラント・ホテル で開催される。

今年の特別講演者には、NORML諮問委員会のメンバー トミー・チョン、サンフランシスコの名物弁護士 J・トニー・セラ の二氏が予定されている。

また、その他の講演者としては、全国刑事被告人弁護士協会の元代表で 故ハンター・S・トンプソンの弁護も務めた ジェラルド・ゴールドスタイン、、アスペンのボブ・ブラウディス保安官、プロバスケットボールのスター・コーベ・ブライアントやジョン&パッシー・ラムゼイの顧問弁護士で、ハンター・トンプソンの弁護を勤めたデンバーの ハロルド・ハドン、MSNBCのテレビ法律アナリストで人気ウエブサイトTalkLeft.com.のホストを務める ジェラーン・メリット、などの各氏が予定されている。

講演者の詳細なリストやカンファレンスの議題は、次のウエブサイトで確認することができる。http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6836

セミナー後には、さまざまなイベントも用意されている。金曜の夜にはオープニング・レセプション、土曜のスペシャル・ナイト・デイナーでは、クリス&ゲリー・ゴールドスタインの司会で、アスペンのキャッシュ・キャッシュの有名シェフ クリス・ランター の料理が振る舞われるほかアークションも予定されている。日曜の午後には、ハンター・トンプソンの自宅があった、伝説の ウディ・クリーク のフクロウ農場で野外パーティが開かれる。

「夫のハンターがハシシをこよなく愛していたことは秘密でも何でもありませんでしたし、すぐれた弁護士たちも同じように敬愛していました」 と日曜のパーティーを主催するアニータ・トンプソン未亡人は語っている。「このユニークなパーティでは、ハンターとも知己のあった、刑事裁判システムの最前線で活躍している方々を無礼講で心から讃えたいと思っています。」


NORML is still accepting registrations from attorneys and members of the general public who wish to attend the seminar at: https://secure.norml.org/aspen/index.html

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7275