ニュージーランド

カナバス420ラリー、いよいよ終盤へ


ケン・モルガン (ダクタ・グリーン)

Source: Nelson Mail, The (New Zealand)
Pub date: 15 April 2008
Title: New Zealand: Dope Protest Rolls Into Town
Author: Josh Reich
http://www.mapinc.org/norml/v08/n391/a07.htm?134


カナバス・メリージューン号が、昨日、わが地元のネルソンにやってきた。携えていたメッセージは、「カナビスで逮捕するのはやめろ!」 というとてもシンプルなものだ。

カナバス・ラリーは、選挙の年のキャンペーンの一環として、カナビス法改革を訴えてニュージランド全国の42都市を42日間かけて回っている。

「ダクタ・グリーン」の別名でも知られるニュージーランドNORMLのメンバーでカナバスの運転を担当するケン・モルガンさんは、カナビス・ユーザーを 「カナビス文化に属しているという理由で捕まえている」 現状に異議を申し立てるために、毎日午後4時20分に抗議セッションを開いていると言う。

ネルソンのセッションはアンザック・パークで行われたが、ネルソンに住む人たちの小さなグループも加わった。モルガンさんによると、4時20分とか420いうのはカナビスを示す隠語で世界中で通用すると言う。

「その日のカナビスは始める時間としては、午後4時20分がいいという意味もあります。」

またモルガンさんは、ニュージーランドNORMLではカナビスの 「非犯罪化」 には賛成していないと言う。 「非犯罪化には、その根本にカナビスを吸うことが悪いことだという間違ったニュアンスが含まれているからです。」

「われわれが強く主張しているのは、18才未満の未成年や子供の使用には厳格な禁止制限をもうけたうえで、成人のカナビス使用をアルコールやタバコと同様に合法化することなのです。」

カナバスに対する各地の警察の反応はさまざまだと言う。3月の終わりの北部のパエロアでのセッションでは、参加者からレディー・コナンという名の愛らしいカナビスの若木をもらってダッシュボードの上に誇らしくずっと飾っていたが、2日程前のピクトンで押収されてしまった。

ピクトンは、政治の中心であるウエリントンにも近いこともあって警察も高圧的で、とにかく視界からカナビスを取り除くことに熱心なのだと言う。

モルガンさんは、メッセージに反対する人もいることはいるが、各地では圧倒的に好意的にむかえられていると手応えを感じている。ネルソンを発ったカナバスは、次の目的地のモトゥエカでセッションを開くことになっている。