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2008年4月17日


バーニー・フランク議員、連邦下院にカナビス非犯罪法案を提出
ロン・ポール議員、連邦下院に医療カナビス法案を提出
420記念日に、NORML420マネー爆弾コムで新メンバー募集



●バーニー・フランク議員、連邦下院にカナビス非犯罪法案を提出
2008年4月17日 - アメリカ・ワシントンDC発

連邦下院のバーニー・フランク議員(マサチューセッツ、民主)が、本日、節度と責任をもってカナビスを使っている成人ユーザーに対する逮捕権限を連邦政府から剥奪することを目指した法案を提出した。「節度と責任のある成人によるカナビスの個人使用に対する連邦の罰則を取り除く法」 と名付けられた 
下院5843号法案 は、連邦レベルでカナビスの非犯罪化を求めたものとすれば24年間来になる。

フランク議員は、「政治家は、この問題に対する世論をキャッチアップすべき時期にきています。カナビスを吸ったことで人々を刑務所に入れるなどという考え方は全くバカげています」 と 話して いる。

今回提案された法案では、個人使用目的での100グラムまでのカナビス所持について、連邦のすべての罰則の対象から除外することを求めている。この法案が通過すれば、カナビスを使用する成人は、もはや逮捕されることも刑務所に入れられることもなくなるばかりではなく、罰金すら科せられなくなる。また、営利目的ではない譲渡に関しても1オンス以内ならば何の罰則もなくなる。

また今回の法案では、大統領候補だったロン・ポール下院議員(テキサス、共和)も共同提案者になっている。

フランク議員のスタッフたちに混じってこの法案の草稿の作成に関わってきたNORMLの創始者で法律顧問でもあるキース・ストロープ氏は、「この法案が成立すれば、1937年にカナビスが禁止されて以来、初めて成人のカナビス使用・所持・非営利目的での譲渡が合法化されることになります」 と語っている。法案は、1972年に発表された政府の カナビスとドラッグ乱用に関する委員会 (シャーファー委員会)の報告書で示された基本勧告を組み入れたものになっている。

現在では、12の州 でカナビスを非犯罪化する州法が施行されているが、いずれの州法でも軽微なカナビス事犯に対して刑事罰の対象から除外している。また、これらの州法の導入によってカナビスの使用が増えることはないことも明らかになっている。

NORMLのアレン・ピエール事務局長は、「今回提出された新しい法案では、すでにカナビスの所持が非犯罪化されている州や市町村の列に連邦政府も加わることを求めています。現在で、非犯罪化されている州に暮らしている人は1億人を越えています。また、今度の日曜には420を祝う行事が各地で行われますが、特に盛り上がることは確実で、ロビー活動としても絶好のタイミングです」 と語っている。

州レベルにおいても、現在、ニューハンプシャー州 と バーモント州 の議会でも同様のカナビスの非犯罪化法案の検討が進んでいる。また、この11月の選挙では、マサチューセッツ州で非犯罪化を求めた住民発議が投票にかけられることになっている。

CNNとタイムズ・マガジンが過去に実施した 全国世論調査 では、アメリカ成人の72%の人がカナビスの非犯罪化に賛成している。

For more information, please contact Keith Stroup, NORML Legal Counsel, at (202) 483-5500.

Supporters can write their Representatives in favor of this bill at:
http://capwiz.com/norml2/issues/alert/?alertid=11280301&type=CO

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7581


●ロン・ポール議員、連邦下院に医療カナビス法案を提出
2008年4月17日 - アメリカ・ワシントンDC発

ロン・ポール下院議員(テキサス、共和)は、本日早朝、「医療カナビス患者保護法」と名付けられた 
下院5842号法案 を議会に提出した。この法案では、連邦当局が、州の医療カナビス法を尊重して、州法下で合法的に運営している医療カナビス・ディスペンサリーへの強制捜査を終結させることを求めている。

ポール議員は、大統領予備選挙でドラッグ戦争の終結を基本政策として掲げてキャンペーンを大々的に繰り広げてきた。今回の法案では、バーニー・フランク議員(マサチューセッツ、民主)も共同提案者に加わっている。

同様の法案は2004年にも提出されているが、その時ポール議員は、「私は、カナビスが、頑固な吐き気に苦しんでいる患者の治療に役立つと考えています。連邦が州の法律を尊重することは別におかしなことではないことを申し上げたい。この国が独立してからの163年間は、連邦政府は州の行っていることには決して介入せず、一環して不干渉の立場を取ってきたのです」 と指摘している。

州の医療カナビス法は、1996年にカリフォルニアで215条例が成立したのを皮切りに、現在までのところ 12の州 でカナビスの医療使用が認められているが、連邦麻薬局(DEA)は、州法に従って運営されている医療カマビス・ディスペンサリーへの強制捜査や嫌がらせを続けている。

これに対しては、民主党の大統領候補であるヒラリー・クリントンとバラク・オバマ両上院議員は、大統領に選出された際には、強制捜査は止める考えを表明している。

また、今年は、ミシガン州 では、11月の選挙では医療カナビス発議が住民投票にかけられることになっているほか、ミネソタ州 と ロードアイランド州 でも、それぞれの改革法案の審議が続いている。

For more information, contact NORML Legal Director Keith Stroup at (202) 483-5500.

Supporters can write their Representatives in favor of this bill at:
http://capwiz.com/norml2/issues/alert/?alertid=11280351&type=CO

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7582


●420記念日に、NORML420マネー爆弾コムで新メンバー募集
2008年4月17日 - アメリカ・ワシントンDC発

NORMLでは、420記念日の4月20日の日曜日の一日のみ専用サイトの 
420マネー爆弾コム で、新サポート・メンバーを4ドル20セントで募集することになった。

この一日だけの記念日の特典は、通常は年間35ドルの年会費の大幅な割引のほかに、NORMLの特別ステッカー、フリーダム・カードも提供されることになっている。

NORMLの拡大を担当するロン・フィッシャー氏は、「420は、カナビス・ユーザーにとっては特別の日で、さまざまなユニークな装束やパフォーマンスでカナビスを祝いますが、今年はこの日を前に連邦議会に2本のカナビス改革法が提出されましたのでさらに特別です」 と話している。

「このまたとない機会を利用して、NORMLでは、カナビス法改革を指示する全国の市民のみなさんにユニークな企画を提供して是非改革運動に加わってもらいたいと思っています。4月20日に4ドル20セントでNORMLのメンバーになって、420を特別に祝って下さい。また、さらに重要なのは、週明けの21日の月曜日にそれぞれの地元議員にロビー活動を一斉に展開することを考えています。」

NORMLの 420マネー爆弾コム は、ロン・ポール議員が大統領予備選挙で資金獲得に成功した方法に触発されたもので、デイリー・ポッドキャストNORMLブログフェースブック や マイスペース といった人気ページとともに、NORMLの拡大戦略の一部に位置付けられている。

NORMLの フェースブック・コーズ・グループ は昨年の9月に開始されたばかりだが、カナビスをターゲットにした法改革グループでは世界で最も支持者を多く獲得しており、この火曜日にはメンバーが42万人を突破している。「この数字は偶然というにはあまりにも偶然過ぎますが、少なくとも幸先のよい予兆を感じます」 とアレン・ピエール事務局長はコメントしている。

For more information, contact NORML Outreach Coordinator Ron Fisher at (202) 483-5500,
or direct your browser to www.420moneybomb.com.

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7583