Weekly News


エンドカナビノイド・システム

感情の恒常性の維持にも関与

Source: NORML Weekly News
Pub date: 22 Jan 2009
Endocannabinoid System Regulates Emotional Homeostasis, Study Says
http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7791


2009年1月22日 - スペイン・マドリッド発

スペインの科学ジャーナル(Revista de Neurologica)に掲載された 研究によると、人間の感情を調整し不安をコントロールする(カナビス植物の)カナビノイドと同等の効果を引き起こす物質が体内で自然生成されていることが分かった。

マドリッドのコンプルテンセ大学の研究チームは、将来、エンドカナビノイド・システムを操作してその物質をコントロールできるようになれば、感情障害などの治療に応用できる可能性があると報告している。

研究者たちは、「このデータは、感情の恒常性のコントロールにエンドカナビノイド・システムが関与していることをこれまで以上に強く示すもので、さらに、エンドカナビノイド・システムを薬理的に操作することで、不安に関連した疾患の治療ツールになることを示唆している」 と結論付けている。

エンドカナビノイド・システムに関しては、これまでの研究でも、体内で自然生成されたエンドカナビノイドがさまざまな生物学的機能を調整していることが示されている。そうした機能とすれば、食欲血圧生殖運動神経骨量 などが知られている。

For more information, please contact Paul Armentano, NORML Deputy Director, at: paul@norml.org.

Full text of the study, "Functional role of the endocannabinoid system in emotional homeostasis," appears in the January issue of Revista de Neurologica.