Weekly News


ティーンのチームスポーツ参加者

飲酒は増えるがカナビス使用は少ない

Source: NORML Weekly News
Pub date: 29 Jan 2009
Teen Team Sports Associated With Higher Use Of Booze,
Less Use Of Marijuana, Study Says
http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7793


2009年1月29日 - ノルウェー・トロンヘイム発

中毒ジャーナル1月号に掲載された 調査研究 によると、高等学校で団体スポーツに参加しているティーンは、スポーツ活動に参加していない未成年よりもアルコールを多く使う傾向が見られるが、カナビスの使用については少ないことが分かった。

ノルウェーのレードにあるアルコール・ドラッグ乱用治療センターの研究チームは、12年間にわたって延べ3000人以上のノルウェー高校生のドラッグとアルコールの使用習慣について調べた。

その結果、「スポーツに参加している未成年、特にチーム・スポーツの場合は、思春期の終盤から若年青年期にかけてアルコールで酔うことが多くなる傾向が見られる。また、チームスポーツや持久的なスポーツに参加している人の場合は、成長してからも、タバコやカナビスの使用の増え方が少なくなっている」 と結論づけている。

この調査結果についてNORMLのポール・アルメンターノ副事務局長は、現在アメリカで実施されている高校生に対する抜き打ちドラッグテスト政策が、意図に反して若者に不利益になっていることを示していると指摘している。

「アメリカの高校生に対する抜き打ちドラッグテスト政策では大半が、陽性になった場合は、学校のスポーツ・エベントや課外活動への参加を禁止するという措置を取っていますが、皮肉なことに、今回、そうした活動に参加しているほうがカナビスなどのドラッグの使用が減ることが明らかになったわけです。それなのに、ドラッグを使うリスクが最も高い生徒たちをそうした活動から締め出してしまっているのです。」

2005年以来、連邦教育省は、全国の公立の中等学校で抜き打ちドラッグテストを行うために1000万ドル以上の資金をつぎ込んでいる。この政策についてブッシュ政権は、「生徒のドラッグテストは、実施校で効果の上がっていることが証明されている」 と 声高に主張 してきた。

しかしながら、全国894校を対象に2003年に行われた横断研究では、「最近アメリカの中等学校で実施されるようになってきたドラッグテストでは、生徒たちのドラッグ使用を防止したり抑制したりはできない」 と 報告している

For more information, please contact Allen St. Pierre, NORML Executive Director, at (202) 483-5500 or Paul Armentano, NORML Deputy Director, at: paul@norml.org.

Full text of the study, "Does sports participation during adolescence prevent later alcohol, tobacco and cannabis use?," appears in Addiction.