Weekly News
アルコールに比較すれば
カナビスの未成年の脳への影響は軽微
Source: NORML Weekly News
Pub date: March 19, 2009
Marijuana's Impact On Adolescent Brain "Subtle" Compared To That Of Alcohol
http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=7829
2009年3月19日 - アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ発
臨床脳波検査と神経科学ジャーナル(Clinical EEG and Neuroscience)1月号に掲載された レビュー によると、未成年のカナビス長期使用は神経認知能力の一部に軽微な障害を与えるものの、その程度はアルコールの使用による悪影響に比較すればはるかに小さいものであることがわかった。
サンディエゴ州立大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、「未成年のドラッグ使用に関する最近の研究では、長い間には神経認知の変化を引き起こす脳機能の異常が測定されている」 と書いている。
「異常は、脳の容量、大脳白質の質、認知的作業の活性などで認められているが、中でもアルコールの場合は、1〜2年に過ぎないヘビーな飲酒(月に20杯程度)であっても、特に1回に4〜5杯以上飲む場合には明確にあらわれる。一方、ヘビーなカナビス使用の場合は、幾分かの異常性が認められるものの、ドラッグを使わない未成年に比べて人口統計学的に同じとまでは言えないという程度におさまっている。」
これに対して大人のカナビス使用の場合は、たとえ長期間にわたるものであっても、認知能力に長く悪影響が残ることは 滅多にない ことが示されている。
今回の研究について、NORMLのポール・アルメンターノ副事務局長は、「カナビスには害がないとは言えないものの、アルコールのリスクに比べればはるかに少ないことが再び確認されたことになります。こうした事実を考慮すれば、われわれの州や国の法律が、成人のカナビス使用を悪いものだと決め付けて刑事的に禁止する一方で、飲酒を認めているのが如何におかしいかが直感的にもわかるはずです。」
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Full text of the study, "The influence of substance abuse on adolescent brain development," appears in the journal Clinical EEG and Neuroscience.