2006年07月01日
「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻はホンモノか?
このブログは、財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターの「ダメ。ゼッタイ。」ホームページに記述されている大麻に関する情報を検証する目的で開設しました。
薬物乱用を防止するには、「正確な知識」を身に付けることが大切だと同ホームページに書かれています。同感です。
では、同センターのホームページに掲載されている大麻についての情報は正確なのでしょうか。
記述を引用し、検証したいと思います。
各検証ページの下部にコメント機能があります。
お気づきの点、別のデータやその出典、ご意見など、ぜひお知らせ下さい。
コメントは、本文中への再利用や、厚労省等へ提出する質問項目として使わせて頂くことがありますので、予めご了解をお願いします。
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イタズラ防止のため内容を確認してからの公開となります。
当ブログは大麻取締法被害者センター(THC)が運営しています。
ヘッダーのロゴは「見ざる 言わざる 聞かざる」の最高斉君です。
牢屋の外にいます。こっち側が中です。
2006年10月24日
大麻情報全面見直し糸井専務理事明言
15時過ぎ、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの糸井専務理事に電話。
「センターで唯一の常勤の専務理事ということは、責任者みたいなものですよね?」
「まそうですね、常勤ということでいえば私しかおりませんし」
「そうすると、厚労省と一心同体だとしても、センターが管理している情報については責任があると思うんですけど、前に糸井さんが情報が古くて見直しの必要があるとお認めになっていた大麻に関する情報については、今後どうされるお考えですか?」
「確かに情報が古くて見直しの必要があると申し上げました。これについては、チョコチョコやってもあれですので、他の薬物の記述もありますし、簡単にはできませんので、予算的な措置をしてできるだけ早く着手したいと考えておるところでございます」
「予算的な措置?」
「ええ、全面的に見直すとなると、ある程度の時間もかけて、専門の方にもお願いしてということになりますので、予算的な措置をして見直したいと考えております。確かに情報としては古いもんでございますから」
「予算的な措置というと、今年度はできないけど、来年度は予算を付けて見直すということですか?」
「ええ、そのように考えております」
「全面的に見直そうと思ったけど、やっぱり予算がないからやめちゃった、なんてことになるんじゃないですか?」
「いえ、ですから、、そういうことのないように、今から調査をして、これから3月末までには検討したいと考えておるところでございます」
「それは具体的な検討だと理解していいですか?センターの責任者として」
「役所のほうとも相談しなければなりませんけれども、そのように考えております」
「来年度の全面見直しを予算化して頂くとして、実際には来年のいつごろ修正版を公開されるお考えですか?」
「10月には第一弾としての分を出せればと考えております」
「では、センターとしては、これから来年3月までに予備調査をして、他の薬物や、大麻情報の全面的な見直しをするための予算を来年度に組むと考えていいですか?」
「はい、結構でございます」
「でも、やっぱり予算がないとかってことになりません?」
「いえ、ですから、そうならないように、今から準備をして、進めておるところでございます」
「本当ですね?来年度、大麻情報の全面的な見直しを予算化するということで間違いありませんね?」
「はい。そのように考えております」
以上のようなお話を糸井専務理事とした。
厚労省側の責任者がどう考えているのか確認する必要がある。
大麻情報の見直しを、来年度、予算を付けて行うと、糸井専務理事はしつこい確認のうえで明言した。
2006年11月16日
フロッガー氏の検証「ダメ。ゼッタイ。」(1)
某医大研究医フロッガー氏による「ダメ。ゼッタイ。」大麻情報検証の第1回です。
フロッガーさんには、「ダメ。ゼッタイ。」大麻情報を、医学的・科学的な視点から検証して頂きます。
ご意見や感想、メッセージなど、談話室にお寄せ下さい。
薬物政策研究者氏の社会学的な考察と併せ、大麻問題を考えるうえでの車の両輪のような連載記事になるかと思います。
* * *
検証「ダメ。ゼッタイ。」
医学的、科学的見地から「ダメ。ゼッタイ。」に記載されている身体・精神への悪影響についての検証。
[はじめに]
我が国では大麻の使用は犯罪行為であり、大麻取締法によって厳しく罰せられる。嗜好品の摂取は基本的には個人の自由であるはずで、その自由を侵害し罰則を与えるにはそれなりの根拠が必要である。
それに対する日本政府の考えは、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ内に記載されている。
乱用薬物、いわゆるドラッグが、「乱用者自身の精神や身体上の問題にとどまらず、家庭内暴力などによる家庭の崩壊、さらには、殺人、放火等悲惨な事件の原因にもなり、社会全体への問題と発展する。」ためである。
そして、大麻は乱用薬物である、としている。その各論部分として大麻の項目が設けられている。
今回我々は、大麻の項目について検証するが、検証すべきレベルが実は二重構造になっていることを確認しておきたい。
まず単純に、その記載が科学的に正しいのかどうか。大麻の有害性について主に記載されているので、いいかえれば、大麻の有害性はどの程度であるのかということである。これは、純粋に医学的見地に基づいた検証となる。
そして、これは非常に大事なことだと思うが、我々は大麻の無害性を訴えたいわけではなく、大麻に有害性があったとしてもそれが取り締まる正当な理由となるようなものなのかということを検証しなくてはならない。つまり、害が身体的影響にとどまらず社会全体への問題と発展するのか、ということである。これは医学的検証に加え、社会的な要素を考える必要がある。
[全体的に眺めて]
このホームページには根本的な問題がある。
それは、記述された内容の根拠となる論文が記載されていないことである。
これでは、閲覧者がその内容について真偽を確かめることが出来ない。これについては、改めさせる必要がある。
「ダメ。ゼッタイ。」に記述されている(一般によく言われる)大麻の害については、大きく2つに分けた方が理解しやすい。
ひとつは、「身体への害」である。呼吸器系、心血管系、免疫系、内分泌系への害などが挙げられている。もうひとつは「精神への害」である。大麻精神病、無動機症候群、統合失調症・うつ病といった精神疾患との関連、行動の変化などである。
「身体への害」については、純粋に医学的な検証となる。身体への害は、多く見積もっても社会問題となりうるようなものではないからだ。そして「精神への害」については、医学的な検証に加え、社会的見地から考察を加えなければならないだろう。何故なら、「大麻による精神への害が犯罪などに結びつくために社会問題となること」これこそが、大麻規制の大義名分であるからである。
このようなことを踏まえ、各項目について検証していきたいと思う。