相似性 投稿者:フロッガー 投稿日:2006/12/20(Wed) 20:51  No.1437   [返信]
この問題が面白いけれども混乱するところは、社会的な問題点と個人的・精神的な問題点が何故か似ている点にあると感じました。
何がいいたいかと言うと、
まず大麻取締法については、大麻は人をダメにするドラッグであると言う従来の常識があり、それに対して本当はそれ程害が無いということを我々は主張しているわけです。そして、自分で考えることなくただ常識や法律に従うことを問題だと感じています。
では、何故大麻を好むのか、と考えると、(そこには精神性・宗教性と切り離せない理由があるわけですが)その中で大きなものとして、大麻の使用により自分の常識を見つめなおし内省することが出来ることがあると思います。大麻の作用下では、今までの自分を見失うことなく、今までの自分とは違った物の見方や考え方をすることが出来ます。これは今まで自分が考えることなく従っていた常識が正しいのかどうか考えるために非常に役に立ちます。
大麻経験者は、二重の意味で、一般常識が常に正しいわけではないと言うことを知るわけです。その結果、個人の目覚めと社会の真の民主主義という、本質的には同一だが次元が違う事柄がミックスされて主張されることが多いように思います。これは、経験しないものにとっては理解できない部分であり誤解や偏見を生むかもしれません。なので通りすがりさんのおっしゃるように市民運動としての大麻問題はドライで純粋に法学的・科学的アプローチで行う方が良いのかもしれません。しかし、我々自身が何で大麻を選択したのだろう、と言う事を考えるためには、精神の事を議論する事が役に立つのだろうと感じました。