ローリング・ストーンズ 投稿者:キース・リチャーズ 投稿日:2007/03/21(Wed) 22:29  No.2072   [返信]

ストーンズのキース・リチャーズ、31年前の罪に恩赦。


世界ツアー中、フィジーで脳震とうを起こして脳手術を受けたり、断り続けていた映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の続編への主演が再度決定したりと、62歳になってもまだまだ話題を振りまいてくれるザ・ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ。またまたタブロイド紙を賑わせるニュースが飛び出したのだ。今度は、キースが麻薬常用者だった31年前の罪が恩赦になったというのだ。

この事件の概要は、1975年、31歳だったキースが全米ツアー中、ロン・ウッドやファンらとともにメンフィスからダラスに向かって車で移動していた。アーカンソー州フォーダイスで昼食を取ったあと、運転を再開したキースが急ハンドルを切ったところを警官に見つかり、停止を命じられた。警官は危険運転と判断し、罰金162ドルを課した。

それだけでなく、車内からマリファナのにおいがしたため、ファンの一人が麻薬所持の疑いで起訴され、キースも拘留され、保釈金を払って釈放されたのだそうだ。キースはこの危険運転を「ラジオを調整しようとしてかがみ込んだため」としてるけれど、当時、音楽界を代表する麻薬常用者だったキースなだけに、マリファナがらみでハンドル操作を誤った可能性は否めないのだ。

それから31年の時が経ち、今回の世界ツアーで3月に現場のアーカンソー州でライブを行ったのだけれど、公演中、キースは観客に向かって「アーカンソー州のイメージは、無茶苦茶な交通違反取締りで悪くなった」「オレはそこの警察署長を知ってんだぜ」と語った。これを聞いて驚いたのが、大のストーンズファンであるマイク・ハッカビー・アーカンソー州知事。「わが州の印象が軽微な交通違反によって損なわれていることに気ずいた」とし、終演後に楽屋を訪れてキースに恩赦の話を持ちかけたのだ。

ハッカビー知事が代理人として恩赦申請を行い、同州の保護観察局が受理、キースの罪が31年ぶりに消されることとなったのだ。ファンである知事の私的な行為として、市民から批判の声が上がりそうだけど、同知事は「植物以上のIQを持った人からは(恩赦反対の声)は出ない」と語っている。