| ナタさんの手紙、感服しました。 修行期間、折り返し地点を過ぎましたね。おめでとうございます。 どんな道も、行きよりも帰りのほうが驚くほど早く過ぎるもの。あと少し、どうか少しでもなにか楽しみをみつけて、時を忘れて過ごされてください。 吉田松陰は、獄中でもまわりの囚人たちに一芸を磨かせて、その教え子たちは出所してからも様々な活躍をしたそうです。また松陰自身も、字のうまかった富永弥兵衛の弟子となり、字を学んだそうです。
飽きとの戦いだと思いますが、なにか熱中できるものがあれば、なによりの武器になります。晴れて大麻取締法が改正されたら、ナタさんの獄中記も大きな価値を持つと思うので、ぜひ日々の細かいことなども記録しておいてください。
どんなに前向きに生きていても、日の当たらない監獄では自分の価値など見出せなくなる日もあるかもしれませんが、ナタさんが闘っていることは、少なくとも一日1000人以上の読者が知っていますし、絶対に無駄だとか無意味という日はないので、それだけは忘れないでください。 ではもう少しの間、お体にお気をつけてご自愛ください。 |