リサーチ 投稿者:野中 投稿日:2008/01/14(Mon) 01:36  No.3117   [返信]
3月に開かれる国連の麻薬委員会<The Commission on Narcotic Drugs (CND)>の会議についてもう少し調べました。

次回の国連の麻薬委員会の会議:第51会期は2008年3月10日から14日ウィーンで開かれるようです。
http://www.unodc.org/unodc/en/commissions/CND/index.html

麻薬委員会の権限についてはウィキペディアの以下のページにに詳しく紹介されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E8%96%AC%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

この会期の直前の2008年3月7日から9日にかけて、ENCODという海外のNGOの人達が’VIENNA 2008: TEN YEARS AFTER THREE DAYS IN VIENNA TO STOP THE WAR ON DRUGS’と題してアクションを行う模様です。

彼らのメッセージは

過去10年間において薬物との戦いは再び失敗しました 。薬物の消費は問題を引き起こすことがあります、しかし、薬物の禁止は災難を引き起こします。何百万人もの人々が有罪とされ、何億ものユーロが効力がなく、逆効果を招く戦争に費やされます。有害で増大する原因となる使用を減らす努力は政府によって積極的に妨害されます。一方、薬物市場は、組織犯罪の手の中に残り、莫大な利益が世界経済を歪めて、広範囲にわたる腐敗を生み出します。

薬物政策は、警察ではなく公衆衛生の問題であるべきで、法の執行(警察)の問題ではありません。私たちは、国連に、世界の全ての成人の人民の個人的な利用や非営利的な目的のための、これに利用できるあらゆる技術的な設備を用いた天然植物の栽培と所有の権利を制定することを求めます。同時に、個々の国々は、禁止に基づかない薬物政策の試みを認めるべきです。

ウィーン2008は、国連にこの緊急のメッセージを送る機会です。ウィーンにて私たちに加わってください。
(野中訳)

という内容です。
http://www.encod.org/info/VIENNA-2008-TEN-YEARS-AFTER.html

同様のイベントは2003年にも行われており、最後は open air dance party で幕を閉じたそうです。