あまり報道されない日本政府の人権侵害 投稿者:野中 投稿日:2008/06/29(Sun) 13:45  No.3581   [返信]
被害者さん
米国の踏み石論にはうんざりですね。しかし、私は、’精神依存性,耐性は弱く,身体依存性はない.’とはっきり述べられているところに注目しました。

話題は変わりますが、日本の司法制度のあり方には国際的な非難が高まっているようです。

’拷問等禁止条約に基づいて設立された条約機関である拷問禁止委員会は2007年5月9,10日に日本政府報告書の審査を実施し、同委員会は5月18日代用監獄の廃止と捜査と拘禁の完全分離、取調べの可視化を内容とする画期的な勧告を行った*1。’
’拷問禁止委員会は、最終見解16項において、とりわけ、未決拘禁に対する効果的な司法的統制の欠如と、無罪判決に比して、有罪判決の数が極端に多いことに照らし、刑事裁判における自白に基づいた有罪の数の多さに深刻な懸念を表明している。実はこの点に関連して、拷問禁止委員会は最終見解13項において、「委員会は、司法の独立の程度が不十分であること、特に、必要的な保証が欠如している裁判官の任期に関して懸念を表する。」とし、「締約国は、司法の独立性を強化し、特に裁判官の任期の保証を確保するために、あらゆる必要な措置をとるべきである。」としている。この有罪率の高さが裁判官が捜査官憲の権力から独立していないことを示していると考えられたのである。’

日弁連による国連拷問禁止委員会の最終見解に対応するための、刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律と刑事訴訟法の一部改正を求める意見書より抜粋
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/data/080417.pdf