補足 投稿者:野中 投稿日:2008/08/13(Wed) 19:02  No.3670   [返信]
不正アクセス対策のスキルは、私にはないのでしらさんの判断を尊重しますが、今回の措置で彼らが反省するのかどうかは分かりません。相手が国家である以上、常にモニターされている可能性があると想定しておいたほうが良いと思います。

不正アクセスは好ましくない行為であり、厚労省の方がどのような意図を持ってアクセスしているのかは不明ですが、その様な状況を活かし、事実を伝えて、よりよい政策の策定や、判例に反映させることが出来ればと考えています。

欧州連合(EU)によって創設されたEMCDDA(欧州薬物・薬物中毒監視センター)はEU各国の薬物政策に直接的な影響を及ぼす権威ある機関です。
カナビススタディハウスでも紹介されていますが、
http://www.cannabis-studyhouse.com/82_news/2008_5/080628_report_of_european_mj_use/report_of_european_mj_use.html
「A cannabis reader: global issues and local」には、「精神賦活性物質のスペクトルにおける大麻の公衆衛生上の重要性」と題し、現在の水準での社会や健康への有害性の比較、過量摂取、酩酊の度合い、依存性、より包括的な評価からなる様々な危険性の局面における害の可能性の比較など、大麻とアルコールやタバコ、その他の精神賦活性物質の有害性を多面的に比較・検討する論文が掲載されています。
 論文は、大麻使用が一部のユーザーとある状況に対して有害であり得るとした上で、’多くの関係各国には、しばしば大麻の外側に定められるディフェンシブラインと共に、国際的なコントロールシステムと等しい国家的なシステムの現状を保つ、非常に大きな責務がある。しかし、精神賦活性物質とその害の可能性に関する広義の公衆衛生の観点からすれば、現在の国際的なドラッグコントロール、統制システムにおいて、タバコとアルコールは非常に規制が低い一方で、大麻に関する規制はあまりにも厳しすぎるということは明白である。’と結論付けています。
Volume 2 Chapter 7: The public health significance of cannabis in the spectrum of psychoactive substances
Robin Room
http://www.emcdda.europa.eu/attachements.cfm/att_53397_EN_emcdda-cannabis-mon-vol2-ch7-web.pdf

この資料を読んで、個人的には、アメリカとEUの間でダブルスタンダードともいえるような状況が形成されつつあるような印象を受けました。その要因として、アメリカの政治家がマフィアや製薬会社との繋がりが強いこと、キリスト教保守勢力の票を強く意識していることなどがあるのではないかと考えています。しかし、アメリカは、薬物政策に大きく失敗しており、大麻に関する規制も州レベルでは徐々に変わり始めているようです。

以上見てきたように、既に証拠は揃ってきているので、私達の今後の課題は、如何にしてより多くの人たちと情報を共有し、支持を集め、政府に対して圧力をかけるかということだと思います。