現況 投稿者:しら 投稿日:2005/06/19(Sun) 07:18  No.377  Mail  [返信]
cannabinoidさん
結論も、主張も、全くその通りだと思います。ここ数年の多数の裁判でも弁護側が同じ論旨を主張してきました。特に桂川さんの裁判では、さらに文化的な側面からの論証も多層的に提示され、思想的には上告趣意書の市民的不服従の法律論へ昇華したと思います。

> 検察側の方の批判も含めて何かご意見を頂ければ幸いです。

検察側の批判としては、大麻有害論の証拠?として複数の文献が桂川裁判とMHさん裁判で法廷の場に提出されました。で、担当された弁護士や、cannabinoidさんが引用されているカンナビストの尽力もあり、検察提出の有害論は粉砕されました。結果、司法としても大麻有害論を「公知の事実」とは言えない状況になり、総仕上げ的な意味で市民的不服従の上告趣意書が最高裁に掛かっている。それが現状だと思います。石垣でパクられたNATAも量刑不当と大麻取締法違憲論で控訴審を戦いたいと言っています。他にも違憲論による上告が進行中です。

cannabinoidさんの主張に全面的に賛成です。それを司法にどう認めさせるか。桂川さんの上告について、最高裁がどう回答するのかも楽しみです。そして、さらに次々と大麻取締法違憲論の裁判は続きます。
国会や行政当局への働きかけも大切だと思います。裁判所が大麻規制の実態に疑義を提示し、それが行政や立法府を動かす端緒となることもあり得るでしょう。道(ルート)はひとつだけではないのだと思います。
現在という状況は、主張(ルート)の多様性を認めることを運動側に促しているのではないでしょうか。