大麻に対する偏見ゆえに2 投稿者:かっちゃん 投稿日:2008/10/01(Wed) 14:03  No.4063   [返信]
相撲ファンとして語らせてもらいますが、大麻に対する偏見、外国人差別、この二つを抜きにしては語れないのが今回の事件の本質だと思います。
そもそも解雇というのは一方的な契約当事者からの契約破棄で、民事上の契約破棄の原則が簡単に無視されてはいけないはずです。
 契約破棄は、契約自体に一方的な解約ができる場合の条項も普通は記載されてそれを根拠に一方的に解約できる場合がありますが、契約を破棄された側も当然それに対する異議申し立ては出来るわけです。事実を争ったり、破棄された側の立場を主張したりです。
 この原則は曲げられず、この行為を妨げることも出来ないし、妨げる行為自体が不法行為です。大学の法学部を卒業しただけの私でもこういう事は基本的に知っていますが、このレベルにも達しない新聞記者も多いようです。今までのマスゴミの記事中正面から解雇の法的根拠を述べた記事も皆無です。
少なくとも協会の雇用契約(明文は寄付行為細則でしょう)については懲罰も評議委員会(理事会プラスその他の役員クラス)の議決で決まるのです。
この評議会委員にまともな順法精神がないから、時代のムードで時に重罰過ぎたり、時に全く軽すぎたり変転定まらない主観的基準で恣意的な処分が今まではされていたのです。今度の重罰は若の鵬が起こした事件をことさら大きく取り上げて、彼を追放したのはロシア人力士拒否反応が潜在的にあったからでしょう。露鵬兄弟の様に最高位小結どまりで終わるような力士でなく横綱の可能性が大きい若ノ鵬は、「横綱になって欲しくない」という相撲協会の内なる願望の現われだと思っています。その彼が大麻を不法所持したのですから、大喜びでしょう。何しろ解雇は好き勝手と思っている確信犯集団ですから。
モンゴル人横綱の白鵬は「3ヶ月位の出場停止で済ませなかったのかなあ」と残念がっていましたが。