物足りないわけです 投稿者:d 投稿日:2008/10/04(Sat) 04:16  No.4082   [返信]
実際には、以前より10月の2、3日に、イギリス上院でバックレィーの主催によって 『Where can we go with cannabis policy?』 というセミナーが開催されることがアナウンスされており、デビット・ナットやコリン・ブラックモア、ウエイン・ホール、アーバーセン、エサン・ネルドマンらの参加が伝えられていました。また、提言をまとめて、オックスフォードから書籍にして一般に広く配布することも言われていました。

この会議の模様を最初に伝えたのは10月2日のガーディアンです。この記事では、「大麻は酒やたばこより害少ない」という話題はなく、来年の国連のドラッグ政策の本格的な見直しとの関連を取り上げています。

Report urges regulated market for cannabis to replace prohibition
http://www.guardian.co.uk/society/2008/oct/02/drugsandalcohol.drugspolicy

これが、3日になるとAFPなどが、もっぱら、「大麻は酒やたばこより害少ない」をメインに取り上げて、国連のドラッグ政策の見直しという本来のニュースが消えてしまったのです。

確かに、普通の人にとっては、国連のドラッグ政策の見直しといってもよくわからないし、「大麻は酒やたばこより害少ない」という内容のほうが注目度は高いでしょうから、それもありかなと思うわけですが、大麻法改革の取り組んでいるというTHCの立場からすれば、やはり物足りないわけです。

カナビスによる死者が2人といった誰もが飛びつきそうな話題ばかりではなく、普段から、もっとニュースの背景についても分析するようにしなければとならないのでないかと。