ヴィッツさん 投稿者:しら 投稿日:2005/07/08(Fri) 23:09  No.417  Mail  [返信]
初めまして。

> 桂川さんの上告棄却、結果は予想していましたがあまりにひどい棄却理由で最高裁判所って意味があるの?と思ってしまいます。

全くですね。去年の今頃、私は自分の上告棄却で同じことを感じていました。こんな最高裁に意味があるのかと。医療的な点から論証した前田さんの上告も、誰がどう読んだって、子どもに話して聞かせたって、弁護側の方が筋が通っているのは明白なのに、最高裁は正面から回答することを避け、上告を棄却しました。桂川さんの裁判は、圧倒的な資料に基づく論証で大麻取締法の違憲性を追及し、高裁は大麻の有害性を「公知の事実」だと断定できず、「これまでの累次の裁判で大麻の有害性は公知の事実であるってことになってんだけどさー」みたいな、歯切れの悪い、何言ってんだか分かんないような判決文でした。
弁護士が書いた桂川さんの上告趣意書では、非暴力の市民的不服従が却って主権在民による法治国家を力強くするのだと訴えています。
桂川さんの控訴審は、司法もタジタジという判決文でした。しかし、またしても最高裁は全く機能しませんでした。
金井塚弁護士の異議申立書、私は拍手喝采する思いで読みました。将棋で言えば、既に王手、詰みだと思います。それなのに相手の裸の王様は「この紋所が目に入らぬか!」と印籠(判例)を見せれば済むと思っているから困ったものです。「詰みなんだってば!」と言っているのに、負けを認めずに延々と考える姿にも似てますね。タイムアップもそう遠くないのではないでしょうか。既にロスタイムかな。

> どうでしょう?『国民審査いもづる大作戦』

とってもいいと思います。できるだけ延々と続く芋づるがいいですね。
2年前の記事ですが、こんなサイトがありました。

「国民審査のための最高裁判事紹介」http://www.jdla.jp/state/2003shinsa.html

「裁判官・検察官を含めた官僚出身者が当初の8人から10人に増えており、最高裁の判断が行政追随になる一因にもなっている」そうです。機能不全の一因でしょうか。

> 今後、桂川さん以外で最高裁まで行く裁判も増えるでしょう。

現在Iさんという方が上告中です。Iさんの控訴審にも桂川さんの裁判資料を参考にさせてもらっています。先の高松高裁のMHさんの控訴審でも貴重な資料となりました。沖縄で閉じ込められているナタの控訴審もこれからです。

> みんなで頑張って近い将来の実現をめざしましょう。

そうしましょう。