大きな意味での連関 投稿者:しら 投稿日:2009/04/05(Sun) 18:27  No.4963  Mail  [返信]
やまさん
>しらさんと私では原理主義の定義が違うかもしれません

そうですねえ、全く違うと思います。が、「原理主義」という言葉をどう定義するかについて論じても、あまり意味がないと思う。私は、現実に起きていることの意味を問い、検察の在り方を批判しています。
やまさんは郷原さんの解説は読んだでしょうか?小沢氏の秘書を逮捕した事件の異様さについて書かれています。郷原氏は、元東京地検特捜に在籍した方で、自民党長崎県連の事件では、今回問題になっている政治資金規正法を使って公判での審理を展開し、有罪に持ち込んでいます。

元記事にリンク先を張ってあるので、ぜひご参照下さい。
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=1154

>だから原口さんのたかじんでの弁論は 私には法律原理主義者の弁論以外の何ものでもありません
>原口さんのたかじんでの弁論は法律に触れていないから違法じゃないといってるんです 分かります?

「法律に触れてないから違法じゃない」。原口さんのこの説明は、至極当たり前のことを言っているだけで、やまさんがそれを法律原理主義者と定義するのは自由だけど、違法でないことで強権を発動し、逮捕勾留する権限は、警察にも検察にもありません。それは断じて検察や警察の自由ではないでしょう。
例えば、発芽しない大麻の種が入っている七味唐辛子を持っていたら、大麻の種を所持しているという理由で逮捕された。これは明らかに不当逮捕でしょ?法律に触れるような行為じゃない。法律に触れていないから違法じゃない。そう主張することを法律原理主義と定義しても構わないけど、何か意味があるだろうか。

私は、大麻取締法の改正、個人的に利用する少量の大麻栽培や所持を制度化し、社会的に管理しようと主張しているわけですが、それは、現実には、薬物乱用防止政策という枠組みのなかで考えられるべき、個別的な一薬物の扱いという側面があります。他の薬物は少量の所持を逮捕して厳罰を科しても構わないけど、大麻だけはOKにしてくれ、という話ではないと思う。
THCの取り組みは、薬物政策の転換を求める流れの一部にあり、犯罪組織への厳罰とは切り離して、末端の使用者に関しては、保健衛生の問題として処遇するハームリダクション政策を求めていると言える。そうであればこそ、他の薬物の依存症などで苦しむ人たちとも同じ視座を持てる。

現在の自民・公明の政権には、ハームリダクション的な政策を求めることはできないし、実際に取り締まりを厳しくしろと、反薬物の正義の御旗を掲げて、公明党も騒いでいる。自民党の政策は官僚主導の結果だし、その官僚は未だにGHQ(年次改革要望書)の指令で動いている。
私は、政権交代を支持しています。それは、非寛容政策からハームリダクション政策への転換の可能性を求める立場からも必然だし、厚労省ダメセンのデタラメで反国民的な行政を根底から改めさせるためにも必要でしょう。

記事にも書いた通り、私は別に小沢氏個人の支持者でもないし、特に民主党を支持するものでもありません。が、明治以来の官僚政治を根本から改革する時期であり、それにはガバナンスを本質的に変革する政権交代が不可欠に必要であり、そのことは、対米従属政治の終焉や、真に国民の手で日本の独立と主権を回復する意味をも内包するだろうと思っています。

今回の検察の暴挙は、そのような流れを妨害しようとする政治的意図が働いているのではないかとすら思えます。公務員改革の策定に大きく関与してきた元財務官僚の高橋洋一氏が窃盗で逮捕されたというニュースもあったけど、これもいったいどういうことなのか、気になるところです。

私はこの小沢氏の秘書の事件で、検察を応援することなど全くできないし、大暴走であり、大暴挙だと思っています。

>もし しらさんがまったく想像できない 権力の力で恣意的に有罪に持っていこうとするだけだろう としか考えられないなら あなたは悪人ではないのだと思います 本当に分からない 悪意でやってるんじゃないことは理解します でも お願いです この問題から手を引いてください
>あなたは 悪人ではないけれど分かっていない お願いです THCの活動をがんばってください

申し訳ないけど、意味が分かりません。検察は、起訴した以上、当然、有罪に持っていこうとするでしょう。今回のケースで言えば、大久保氏に献金した政治団体が、ダミー団体と言えるのかどうかが、一つの大きな焦点になるでしょう。また、それがダミー団体と認定できるとして、大久保氏がそれをダミー団体として認識していたかどうかが問われるでしょう。検察にとっても、本来は決して低いハードルではなく、郷原氏の言うように無理筋ですが、司法がどう判断するかについても注目されるところです。

むしろ、自民・公明でも、民主党でも、たいして違いはないという、マスコミのあいかわらずのプロパガンダに流される世論や、大麻擁護派に、私は危機感を覚えています。

>私たちにとって重要なのは 検察が法律原理主義と対決する場面になったということじゃないかな

違法ではない行為を、検察の恣意的な判断で立件し、起訴し、この国の将来に関わる重大な政治状況に多大な影響を及ぼしてしまう。そのような、法律を踏み越えた検察の行為は、到底許されるものではないでしょう。一応、日本も立憲政治の国なのですから、検察はあくまでも法律原理主義でなければ困ります。そして、その法律の瑕疵を判断するのは、本来は裁判所の役割です。