 | いえいえ、こちらこそ細かい事を言った気がします。すみません。
薬剤師さんでしょうか？
カンナビノイドレセプターは発見されて比較的新しいですし、医薬利用が出来ない事もあり、通常の薬理学でほとんど学ぶことが無いでしょう？僕が習った生理学・薬理学も、交感神経、副交感神経がメインでした。
カンナビノイドは結構奥が深いですよ。カンナビノイドの作用は単純に興奮とか抑制ではないようです。
概略すると、内因性カンナビノイドは、シナプス後細胞から前細胞に向けて通常の信号伝達とは逆行性に放出される。そして前細胞の神経伝達物質（アセチルコリン、GABA、ノルアドレナリンなど）の放出を抑える。その結果、後細胞に影響を与える。GABAなど抑制性物質を抑えれば興奮し、ノルアドやアセチルコリンなど興奮性物質を抑えれば抑制する。恐らくネガティブフィードバック機構なのだろうと思います。
そのため、大麻は量や状況により効果が違ってきて、複雑なのでしょう。また作用機序から過剰な抑制や興奮は起こりにくく、それ故安全なんだろうな、と思います。 |