まさるさん 投稿者:フロッガー 投稿日:2009/08/04(Tue) 14:15  No.5318   [返信]
医師会についてですが、医師会というのは公益法人で、また、医者(特に開業医)同士の自助組織という意味合いが強く、まさるさんが思っているような組織ではないと思います。はっきり実態をいえば、医師の権益を守るために厚労省と保険報酬の問題を対決・協議するのが主な活動で(ある意味圧力団体、弱いけど)、それにプラスして医療に関する公益事業もやっています。
医師会が薬物中毒に対してどう認識しているのかはよく分かりませんが、特に医師会として意見を持ってはいない様に思います。専門家集団ですので薬物関係の専門家がいますから、セミナーなどでそういった先生が講義をしたりするかもしれませんが、会としてまとめたものではないでしょう。また、彼らはアカデミックな会ではないから、新しい治療に関して役所に口出しはあまりしません。

では、医師の考え方に影響力を与えるであろう団体、もしくは医師全体の考えを反映しているであろう団体は何かです。

学会や研究機関などアカデミズムの団体は、医者に対する影響力が大きいです。学会はその道の大家が診断・治療などを話し合う場であり、その道の人がどう考えているかを代表しているでしょう。たとえば、
日本精神神経学会 依存症について
http://www.jspn.or.jp/index.shtml
日本神経学会 多発性硬化症治療について
http://www.neurology-jp.org/
日本緩和医療学会 がん末期治療について
http://www.jspm.ne.jp/
日本エイズ学会 エイズ治療について
http://jaids.umin.ac.jp/

医療大麻の問題は研究すらできないことですから、研究に携わる機関や学会から働きかける道はありかと思います。ただし、現実なことを言えば、学会やアカデミズムはまさに白い巨塔ですから一市民の声は届きにくいと思います。

また、もうひとつは患者団体からの働きかけ。これはある意味一番力があります。実地での使用に関してはこの道からの運動が効果的と思います。
多発性硬化症友の会
http://www.h2.dion.ne.jp/~msfriend/
エイズの患者団体もいろいろあるみたいです。
医療大麻運動が本物になるためには患者団体の声が出てくる必要があると思います。しかし、この逆風の世論の中では、そのような声はまだ大きくなっていません。

自分自身としては、研究解禁の方向で働きかけたいと思っているのですが、まだ力が不十分であり、研究をプロデュースするだけの能力も肩書もないので、修業中であります。

>その情報源となるであろう(?)薬剤師会の大麻認識は否定的なんですが
これは、具体的にはどういう意味でしょうか?

押尾さんに関しては、事件性が強そうであり詳細が不明ですが、僕はあまり擁護する気になりませんでした。