小森弁護士ブログについて 投稿者:かっちゃん 投稿日:2009/10/20(Tue) 20:01  No.5693   [返信]
 該当ブログを読ませていただきましたが、小森弁護士は少し単純に大麻とそれに関わった人間について捉えている様に思えてなりません。

 ベトナム戦争では反戦的立場からマリファナに手を染めた兵士が多くいた。これはマリファナブックに書かれている事で皆さんもご存知だと思います。彼らは帰国してベトナム戦争反対運動を担った。この視点がベトナム戦争とマリファナとの繋がりを述べる文章の多くにはありません。そこがマリファナブックとは違うと思います。

 こういう若者が単なる甘い、厳しさに欠ける考えの持ち主とは言えないでしょう。彼らは「おかしいものはおかしいのでは」という考えから戦線を離脱したり、サボタージュしたり、マリファナに手を出したり、ごく健全な精神を維持しようとする人達でもあったと言えないでしょうか。

 逆に米軍は戦闘心を向上させ、勇猛な兵士であるように、コカインを兵士に与えたその結果が今のコカインの蔓延にも繋がっている。体制に従順な大人しい兵士は戦場では猛々しく時には残虐であってもかまわない。そのためのコカインは抜群の効果がある。旧日本軍の特攻兵士に与えられたヒロポンにも劣らない役目も果たした。これも忘れてはいけないでしょう。

 薬物乱用といっても個々の薬物は違うのだと言う事を前提に語るべきだと思います。覚せい剤も大麻も法律に違反するという事は同じように見えますが、ではその害は本当のところはどうなのかというところが小森先生は今一つはっきりしないように見えます。又、覚せい剤と大麻使用の若者たちの違いについて、両方使用する者が多い中でなんか曖昧にしたままだと思います。
 弁護士の前では、裁判を有利にするために有能な弁護士の前で弁護士が望む態度を被告人は仮面をかぶって演ずるように振舞う事が多々あります。そこを気をつけないと単純に結論は出せないと思います。
 ただし、興味があるのは30代での再使用ケースにも触れていますね。体に有害だとか中毒や依存性などについて疑問を持たなかったのでしょうか?

 全体としては初めは大麻を取り上げていながら、途中から薬物一般の問題に埋没させてしまっている。こういう問題意識だと感じました。

 該当ブログ記事のコメント欄にはものすごい事が書いてありますね。小森先生は返事するのですかね。

 小森先生ブログは私も情報収集の面でいろいろ勉強になる事を教えて頂いているので大変あり難いと思っていますが。