医療用大麻に限定を克服する議論が必要 投稿者:かっちゃん 投稿日:2009/11/01(Sun) 09:58  No.5742   [返信]
 医療用大麻について、報道するメディアも出現するようになりましたが、「それに便乗してはいけない」「口実として使用する事は許されない」
 こういう意見が多く出てくることが予想されます。

 私と白坂さんが、JanJanで議論して「何故、いけないのか」という「根拠」を何回も、そしてあらゆる角度から問い詰めても、それに対しては全く答えられませんでした。にも関わらず、「嗜好品としての大麻使用は認められない」という姿勢を変えない連中がいます。

 大麻に関する抵抗は「法律で禁止されている」という実際の法に対し無批判に自分の規範意識に取り入れる姿勢からくるものがあると思います。この「姿勢」がいかに多くの人々を苦しめたのかと言えば、ハンセン病患者、水俣病患者などの例を見れば明らかです。アイヌの人は自らの民族的アイデンテティーさえ奪われてしまいました。

 法律は「公共の福祉」という概念によって、そもそも個人の基本的人権を制限するという本質があります。しかし、その制限は最低限度でなければならないというのも原則です。これがわからない人間が人権抑圧に関しては極めて鈍感である。私はそう思っています。

 成田さんのプレイボーイに記載されている「検察の論告求刑」の一部として紹介されたものに「医療大麻を口実として使用している卑怯な行為」などという卑劣な言辞がありましたが、この言葉こそ、法を悪用する極めて卑劣な言葉としてとらえる必要があると思います。
 今後の裁判においては検察側の「大麻に対する歪曲した、卑劣な見方」こそ、法を悪用し、人民を不幸にするものとして標的にして争うべき事ではないかと私は思います。