Rさんへ 投稿者:野中 投稿日:2006/02/27(Mon) 01:37  No.773   [返信]
こんばんは。
>人間として、本当の生きやすい生活を送ることがだめなのか。

同感です。

今日は、和久敬蔵氏の
内在性カンナビノイド受容体リガンド-アナンダミドと2-アラキドノイルグリセロール
という題のpdfファイルをみつけました。
http://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/126_2/pdf/067.pdf

上記二つの物質を中心に、最近の研究で明らかにされている知見が紹介されていて、専門的な知識が無ければ完全には理解できない内容ですが、興味のある人には価値のある文書だと思います。

これを読むと、Δ9-THCをはじめ、カンナビノイドには医薬品として高い利用価値があることは、周知の事実となりつつあるが、カンナビノイドのもたらす幻覚作用などが、医薬品として好ましくない副作用と考えられており、それを回避する為にさまざまな新薬開発の研究が進められているようです。

カンナビノイドのもたらす陶酔感が、ある目的を持つ医薬品としては好ましくない副作用であるとしても、アルコールと比較して健康に重篤な害をもたらすという事実が無いことに鑑みれば、やはり現在のような厳しい取り締まりは理性的に考えて異常な状態であると思います。

精神医療面ではどうなのか?現在処方されている向精神薬の作用と副作用、大麻の作用と副作用を比較した場合、どちらがよりよい治療薬となりうるのか?とても気になります。

いずれにせよ、大麻に関する規制が緩和され、人々が自由に医薬品として大麻を利用できるようになれば、製薬会社や厚生省の官僚、医師や、献金を受けている政治家などのなかには損をする人がいるのかもしれません。

今は我々が損をしていますね。