カナダはニッポンの遥か彼方゛ 投稿者:しら 投稿日:2006/04/06(Thu) 05:54  No.844   [返信]
三白眼さん

カナダの件、新鮮な情報をありがとうございます。

この法案について検索していたら、サンダース宮松敬子さんのサイトに次のように紹介されていました。2003年8月の記事です。

<-- 以下引用 -->

@15c(15〜20本分)までの所持は、有罪にせず罰金(青少年は最高250j、大人は最高400j)を科す。運転中や校内での喫煙は有罪
A15〜30cの所持を有罪にするか、罰金を科すかはポリスの裁量に負かせる
B不正栽培は従来の7年から14年に引き上げ、不正取引は従来通りの終身刑

改正の目的は@の理由で、年間約2万人もが逮捕されるが、その95%は有罪にならない。にもかかわらず、事情徴収や裁判の手続きなどの事務処理で、警察がてんてこ舞いさせられているからだ。

<-- 引用終わり -->

元記事は下記です。
カナダジャーナル/カナダの最新マリファナ事情(「マリファナのお話」という記事もありました。とっても参考になりました。)
http://canadajournal.whitesnow.jp/article/society.html

下記のページもちょっと古い情報ですが、カナダ政府が密売人から押収した大麻の種を研究に使っているという記事があります。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20010731305.html

カナダ国民の大半が大麻で逮捕する必要はなく、罰金で良いと考えているといった情報も複数ありました。日本とは全く大麻文化の状況が違うというか、絶句するほどの違いではないかと思います。

カナダの大麻産業について、カナダ大使館のサイトには次のように書かれいます。

<-- 以下引用 -->

1998年にはカナダでも研究および商業目的での麻栽培が合法化され、農家の関心を集めました。カナダ政府も法令の改正や数百万ドルの研究開発補助金を投入して、カナダの麻栽培を積極的に支援しています。

現在ではアトランティック地域を除くすべての州で600戸の農家が麻を栽培しています。麻の市場には大きな将来性があります。たとえば、ヘンプ(麻)油は必須アミノ酸であるオメガ3、オメガ6、その他の人体では合成できないアミノ酸を含有しており、人体にとって非常に栄養価が高い油であるとされています。麻の実油はナッツのようなよい香りがし、コレステロール値を下げ、心臓血管系を強化する作用があります。

<-- 引用終わり -->

引用元
カナダ大使館「カナダの麻(ヘンプ)栽培」
http://www.canadanet.or.jp/a_f/hemp.shtml

サティベックスの件といい、今回の法案がお蔵入りになったとしても、やはりカナダが大麻先進国であることに変わりはないですね。溜息が出るほどの彼我の違いです。我が国のお役人や政治家たちときたら・・・とほほです。


かやさん

> 米国のどこの機関が発行したものかは回答してましたか?

こんなふうでした。

<-- 以下引用 -->

この冊子の元になっているデータは、米国の「ドラッグ プリベンション リソース インコーポレーション」発行のブックレット、「ドラッグ エデュケーション マニュアル」だそうです。このブックレットの発行年月日は不明だとのこと。

同センターのホームページにある大麻についての記載は厚生労働省から提供されたデータではなく、センター独自にまとめたものとのことです。また、記載の内容については、厚生労働省の担当者に見せ、確認してもらっているそうです。

記載の内容が近年の海外の研究者による研究結果と著しく異なり、正確ではなく、現在は大麻にそれほど毒性がないことが明らかになっており、医療分野でも利用されている現状について問うと、「各国によって事情が異なりますから。オランダなどでは他の薬物なんかが蔓延している事情もございますし」とのことでした。

近年の研究結果を反映させた記載に改定する必要があると思うが、その予定はないかとお聞きしたところ、「現在のところ改訂の予定はない」とのことです。

<-- 引用終わり -->

http://www.asayake.jp/thc/archives/1151/index.php

まったくトホホな日本です。