不正大麻・けし撲滅運動 投稿者:野中 投稿日:2006/05/05(Fri) 20:58  No.885   [返信]
昨日は、ブレイクビーツのイベントに遊びに行ったんですが、こうしたイベントでジョイントを回せるようになれば、もっと打ち解けたムードが創り出せるのにと思いました。

この事業は私のライフワークであろということを再確認しました。

さて、5月1日(月)から不正大麻・けし撲滅運動が始まりましたが、厚生労働省の報道資料によると、

>自生している大麻やけしについては、厚生労働省や都道府県において、毎年その発見、除去を実施しているもののその根絶には至っておらず、採取した自生の大麻を乱用した者が検挙される事例も発生しています。
 大麻やけしから採取されるあへんの乱用を防止するためには、不正栽培事犯の発見に努めるとともに、犯罪の予防の観点から、自生している大麻やけしを一掃することが重要です。

とあり、在来種の麻を絶滅させようとしているようです。
全国で行われている野生大麻の除去運動に関しては、生態系の攪乱の恐れがあり重篤な環境破壊です。実際にアサカミキリという昆虫が絶滅の危機に瀕しており、各都道府県のレッドデータブックにも記載され、環境省の定める準絶滅危惧(NT)に指定され、生息環境の保全がのぞまれています。
 そもそも、野生の大麻を絶滅させようとする行為そのものが問題です。大麻取締法の問題が、環境問題にまで発展しています。

また、

>大麻やけしに関する正しい知識の普及のための広報啓発を主な内容とする「不正大麻・けし撲滅運動」を全国的に展開するものです。
>(2) 正しい知識を普及するため、ポスター、パンフレットの作成・配布
(3) 学校や各種集会等における広報・啓発

とあり、大麻に関する正しい知識を普及することは、

大麻取締法第4条〔禁止行為〕
四 医事若しくは薬事又は自然科学に関する記事を掲載する医薬関係者等(医薬関係者又は自然科学に関する研究に従事する者をいう。以下この号において同じ。)向けの新聞又は雑誌により行う場合その他主として医薬関係者等を対象として行う場合のほか、大麻に関する広告を行うこと。

にはあたらないと判断しているようです。

またこの野生大麻撲滅運動に関連して、
北海道江別保健所のページ中には、

>大麻(総称:あさ)の葉を吸煙すると、幻覚や妄想などの精神障害や生殖障害などを引き起こし、身体にとって大変危険なものであり、習慣性を生じることから、一度使用すると、なかなかやめられなくなってしまうことがあります
>大麻(総称:あさ)とは、大麻科に属す一年草で草丈1.5〜3.0mに成長し、大麻草の葉を乾燥させたものを吸煙すると、感覚が異常になり、わけのわからない興奮状態になります。
 乱用によって幻覚や妄想が現れ、精神に異常をきたします。また、無動機症候群といって、毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態になることもあります。
 また、生殖器に支障をきたし、不妊、染色体の異常などを起こします。

などというWHOの報告と照らし合わせてみても、明らかに誤った情報が流されています。

http://www.pref.hokkaido.jp/hfukusi/hf-ebeth/taima/taima.htm

こうした厚生労働省の大麻に関する認識の誤りが、問題の原因であることは明白です。

ちなみに、北海道有珠郡壮瞥町のページには

>大麻自生地の土地所有者は、自らの責任で大麻を除去しましょう。
>大麻は7月下旬から8月中旬にかけて成長し、目立つようになります。種子をつける前の8月中には抜き取りなどの方法で除去しましょう。(大麻を除去する際にさわることは違法ではありません。)

という記述があります。

http://www.town.sobetsu.hokkaido.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020000&WIT_oid=icityv2::Contents::1339

国民の皆さん、大麻を吸う人と、重篤な環境破壊、人権侵害をを引き起こす人、頭がおかしいのはどちらでしょうか?

なんとか、不正大麻撲滅運動だけでも止める手立ては無いでしょうか?