ドルデシュ・ウイード・カップ

オランダのドルドレヒトでグローショップを経営しているジャン・グローは、毎年、ドルデシュ・ウイード・カップというカナビス競技会をクルーズ・ボートを使って開催している。2001年のたまたまこの時期に、われわれの店の主催でインターネットを使って行われたカナクイズ大会の優勝者ロニーが特別招待でイスラエルからオランダを訪れていた。蒸気船で行われるこのイベントを見たいという彼のたっての希望もあってグループで行くことになった。

前日のアムステルダムでの合法化集会で一緒になったバポライズ・マンのイーグル・ビルも新型のボルケーノ・バポライザーを持ってこの旅に同伴してくれることになった。グループはこの他に、店のマネジャーのマーセル、わがウェブマスターのマータン、常連のデニス、ロニーと彼の友たちのスティーブ、それと私でなかなかのメンバーが集まった。

早朝、カプチーノとジョイントの後ですぐに出発。ボートに乗ると途中にコーヒーショップはないので十分なバッズも持っていった。

ジャン・グロー。

われられは意気軒昂で予定通り乗船。おかげでフロント・ウインドウに面したキャビンでは最高の席を確保できた。どこに行くのか分からないがロッテルダムを出航して同じ場所に戻ってくることになっていた。骨の随までストーンして。

マウンテンハイのアサーと以前カナビス・カップでマネジャーをやっていたピーター・バルクとも一緒になった。

音楽もやっていた。ステージはこのデッキの他にもトップデッキにもあった。

ウイード・カップには3部門あり、トップデッキには優勝、準優勝のカップが並べられていた。総合優勝カップ、ダ・バンブはどこかに隠されたいた。トップデッキは風がとても冷たくてとても長居できなかった。かわいそうなことにジャンはビニールのプールさえ用意してくれていたのに。

ワーナードはヘッド・ジャッジを頼まれていた。彼はこの責任重大な仕事にかかりっきりになっていた。

これらがエントリー。シード・カンパニーやホーム・グロワーから寄せられたエントリーがテーブル一杯に並んでいた。審査員にはハードな仕事が待っている。最初のがダ・バンブで最高に効いてしまったら残りのテストはどうなるか心配になってしまった。

こんな調子で彼らは全員が4時間もかかりっきりになっていた。

審査を終えたジャジング・ペイパー。

その間にはわが店のクルーたちはできあがってしまった。テーブルはご覧の有様。

ペンキ剥がしのマークで知られるエバートのバーダンパーは特別仕様の拡張がなされ、イーグル・ビルのボルケーノと競争するために蒸気を袋に満たすことができるようになっていた。それもエバートのバーダンパーでは一度に双子のバッグができあがる・・・

わたしはバポバッグの品評会。何やら一瞬、自分のおっぱいを絞っている巨乳のパメラ・アンダーソンになった気分・・・

イーグル・ビルはこれを見て 「ダブル・トラブル」 と評していた。彼もボルケーノ・バホライザーを始動。おかげで全員がバルーン・トリップを楽しむことができた。私はボルケーノのほうが味もよく蒸気もピュアーな感じでよかった。

ロニーの母国のイスラエルではカナビスが禁止されていて上質なものの入手が困難なので彼は普段あまり吸っていない。そのせいか最初のバポバッグを吸って5分でストーンしてしまった。

ミスター・バーダンパー、エバートはわれわれが持参したMヘイズで楽しんでいた。

Mヘイズをたくさん持っていったので、船に持ち込まれたすべての品種と交換できた。

イーグル・ビルは最上のアイソレータ・ハシシを持ってきていた。柔らかくスポンジ状をしていた。彼の小さなパイプは自身で作ったもので、内部でハシシが燃えたり泡だったりせず蒸気だけが出るように工夫されていた。われわれも吸わせてもらったがダイナマイトだった。途端にみんなは急に腹がへってきた。

でもノー・プロビレム。ビュフェでは素晴らしい食事にありつけた。がつがつと何でも食べて欲求を満たした。

リラックスしたレゲを聞き、ゆっくりと水上を移動しながらうまい食事を食べる・・・最高。

ミュージシャンたちさえバポバッグに食らいついていた。

ポリネーター社のミラによってアイス・ハシシの製造デモも行われていた。出来上がりはみんなで分けて吸った。

ベルギーのレポター、ジョス・ニジステンはロリポップ・ヘンプキャンディをバポバックに持ち替えて吸っていた。

マータンはMヘイズとパワープラントのミックスで肺を満たしていた。

当然私もハイを続けるためにしじゅう割り込んでバッグを吸っていた。

警察のボートもやってきたが、海賊がわれわれのマリファナを強奪するのを護るためなのはしごく当然だ。

ロニーは小さなポケット・パイプでふかしたり、バポバッグを吸ったりしながらボートを全部見て回ってオランダのカナビス文化をとても楽しんでいた。彼はボートのすべての人たちに世界一利口なカナビストと紹介されて周りにはいつも人垣ができて、サインをねだられたりしていた。

ロニーはハイライフ・マガジンのジャン・セネマのインタビューも受けていた。雑誌にはカナクイズの様子も含めてすべてが掲載された。

両手に余るほどのほとんどすべての品種を吸って、ロニーは同時セーリングとフライングで最後には完全にいってしまった。隣のマウンテンハイ・ジョイントメーカーのアーサーのウエブサイトはカナクイズのサイトにもリンクされていた。

私はさらにTHCを体に注入。

完全に吸いきってチェック・アウト!

ジャンは入賞者たちに笑顔でカップを授与!

最後はKC・ブラインズがヘイズ・スペシャルでヘイズ部門と総合優勝のカップを獲得。ダ・バンブ!  彼はにとっては最高の一日になった。

食べられるものはすべて食い尽くし帰りはほとんど飢え死にしそうだった。ジャンのイベントで一日中ウイードを吸った後で甘いものが欲しくなり、最初に飛び込んだのはガソリン・スタンドだった。イベントは最高だった。来年もくるぞ!

ノル・ファン・シャイク


http://www.hempcity.net/travelreports/thedordtseweedcup/thedordtseweedcup.html