未来のカナリゾート


カナビスの容認されているオランダではここ20年間でカナビス文化が成熟し、さまざまなバッズや種子、栽培器具、摂取用具、情報雑誌などが開発されてきた。当初輸入に頼っていたカナビスの生産は自国でまかなえるようになり、カナビジネスはあらたな販路を求めて外国に進出し始めている。

その一番の相手がスペインだ。スペインは、ヨーロッパのハシシの主要原産地モロッコの ケタマ に隣接し、かつてはカナビスに寛容なイスラムの国だったこともあってカナビスとの結びつきは古い。現在では禁止されているとはいえ、大規模栽培を除けば実質的に黙認状態に近く広く使われている。

スペインはまた近年では太陽あふれる温暖なリゾートとしても人気があり、冬の暗いオランダからは飛行機で2時間足らずしかかからない。オランダ人たちはカナビスとリゾートを融合した将来のカナリゾートとしてスペインに期待している。