カナビス栽培日誌 13

9月2日

美しい淑女と彼女をものにしようとする男。

スペインの良く晴れた明け方、犬たちが何かを聞き付けたらしく吠えていた。8時半ころちょっと確認に表に出たが、まだ家の裏手の山に大切な日光が遮ぎられ太陽はガーデンを照らしていなかった。そんな光加減でバッズの写真が撮りたくなってカメラを取りに家へ戻った。

陰と光がガーデンの陣取りをしていた。でも結局は太陽が勝つ。

フロの香りの記憶が甦ってきた。3月に吸ったときのバッズの香りとまさに同じだ。

オールド・エドからは片方の親だったカルフォルニア・スカンクの甘い香りがしている。

ゴールデン・リーフからはかすかなシトラルの香りがする。

レジェンド・ウルティーメート・インディーカの香りは未確認だった。すぐにテストするつもり。

タイのメスもついに花を付けだした。だか成熟にはこれからまだ12週間はかかるだろう。11月になるとスペインですら天候が悪くなるので脅威だが、何とかそれまでにはタイ・シンセミラが吸えるようになっていてほしい。

これは両性具有になったタイ。雄のボールのついた枝はすべて切り取って、雌のバッズだけを残してそのまま生かしてある。

これが雌花を残してある部分。植物が雌の枝にもまだ雄のボールを付けようとするか確認したいと思って、毎日の水やりの度に細かく点検を続けてきた。

ボールがまた現れた。いよいよこの植物の雄の持続力には尊敬せずにはいられなくなった。よく薫る雌の美しいハーレムに囲まれているのだから誰も非難することなどできない。この植物はみんなと交わりたいのだ!!

雄と雌の違いを見てもらうために、ボールの枝と小さな雌のバッズを切って並べてみた。分かりやすいように雄の枝からは葉を取り除いてある。両性を持つカナビス・・・

ブロックヘッドもバッズになり始めた。前の週にこの種子のブリーダーのスティーブから電話があり、これまでのレポートの感想で、ブロックヘッドはスロー・スターターだと聞かされていたのでこのままで順調なようだ。また彼は、さらに成長を続けて巨大で太いバッズになるはずだと言っていた。

スイート・ツース3 からは甘くフルーティで幻惑的な香りが・・・

スカンク1。ストレートにスカンクそのものの香り。

ブルー・サテライト。ツンとくる甘く強い香り。

ノーザン・ライツ・クローンも順調。

スイート・ツース4 で残った唯一の雌。他の4本は雄だった。スイート・ツース3 と似た香りだが全く同じでもない。

シャンデリアのようなバッズを持つブルー・サテライト。スティーブは、自分の経験から、かわった形状の植物が最高のハシシになると明言していた。早く試してみたい・・・

今日はこれで幕。でも、みんなの親と娘たちと一緒に私もすぐに舞台へ戻ってきます!

ハーレムを守るためにボール・カットするノル・ファン・シャイク。


http://www.hempcity.net/travelreports/growreportmay2003/13/index.html