大麻取締法変革センター旧談話室 [ 2004/04/26 - 2009/11/11 ]


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通りすがりの彫師さん 投稿者:しら 投稿日:2006/04/07(Fri) 01:45  No.850    [返信]
問いかけ、ありがとうございます。

>> 様々な批判に耐えうる言葉を持つ必要がある

> という書き込みを見てやっぱり伝える必要性はなかった…と正直思ったのですが、

私は、自分で使う大麻を栽培したり所持することが、逮捕され、人生の基盤すら失うことになる現状に異義を唱え、大麻で逮捕されない社会の実現を求めています。そのような立場として、大麻について誤解している人の疑問や意見などに、納得してもらえる、説得力のある言葉を持ちたいと考えています。それは私のような立場の者として当然だろうと思います。そのことをもって「やっぱり伝える必要性はなかった」と言われても、なんのことやら分りません。

> どうして貴方達は大麻が認識されないのだと思いますか?

多くの日本国民が大麻について誤解しているのは、国家権力が、税金を使って、大麻について極端に誇張した、あるいは捏造した情報を、公教育やマスコミを通じて流布周知しているからだと認識しています。大麻取締法が制定されたのは敗戦後の占領下であった事情があるにしても、今も尚、この糞法が誰にも迷惑も被害も与えていない者を牢屋にブチ込んでいるのは、戦争中毒国家米国の責任だけではなく、日本の、日本国民のせいだと思っています。ニッポンの精神文化の弱点でもあると考えています。

> いけないのだと思いますか?

私は大麻がいけないものだと思っていません。
とっても良いものだと思っています。
但し、使い方によっては悪影響もあるだろうと思っています。私は日本酒が好きですが、毎日朝から呑んでいては生活が成立しないのと同様に、大麻についても使用上の注意はあるだろうと思っています。更に但し、毎日朝から酒を呑んで生活が破綻しているからといって、逮捕して刑務所にブチ込んでも何も事態は解決しないと考えています。
国家権力が税金を使ってデタラメな情報を流布していることが、まっとうなマナーやルールを作る妨げになっているとも思います。

> なぜ裁かれるのだと思いますか?

大麻取締法という糞法によって裁かれるように定義され、裁判官を含む腐った役人どもがこの現実を一向に変えようとしないからだと思います。

大麻で逮捕しないでほしい。ただそれだけが私たちの願いです。

(追記) 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/04/07(Fri) 00:46  No.848    [返信]
下記の書込みに、「リンク」コーナーで紹介してあると言いながらも敢えていくつかご紹介しましたが、医療大麻に関しては「医療大麻裁判」サイト、最近は更新されていないけど「医療大麻を考える会」サイトがあります。
特に産業大麻関連ではリンクしていないサイトもまだまだ見つかる筈ですよ。

…というふうに、全て書こうとすればキリがなくなる!というわけですが。私も本当に時間が無くてお返事するのが遅いけど、よろしくです。

回答に先立って 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/04/06(Thu) 23:45  No.847    [返信]
彫師さん、再びこんにちは。(もう「通りすがり」ではありませんね/笑。だからというわけではないけど、長いので省略させて頂きます、ご了承を。)

「回答を求めます」との事ですが、「貴方達」とは、広く大麻賛成派・大麻で逮捕されない社会を願う人・大麻法改正を望む人すべてが対象と思ってよいですか? とすればもちろん当「THC」も含まれるので、いずれにせよ構わないのですが、仮に私がお返事を書く場合、「THC」としての意見を求められるならば私個人の意見は区別して書くよう注意が必要なので。

当然ながら、たとえば一口に「賛成派」と言っても、各人それぞれ考え方や重視する側面や視点も異なり、目的や結論を同じくしても、それに至る思考の過程や動機、大麻に関する知識もまさに様々です。逆に、大麻賛成派・愛好者でも、現行の大麻取締法の改正は望まない人もいるようですし。
もちろんTHCとしても私個人としても、大麻取締法は改正されるべきだと考えるので、その立場で発言します。

肝心のご質問ですが、「根拠がある」なら、私も彫師さんから先にご意見を聞きたかったなあ。及び腰なわけじゃないけど、当サイトは名称そのまんま「大麻取締法被害者センター」というだけあって、御覧のとおり大麻に関する研究データ的な情報発信がメインではなく、「リンク」コーナーでそれ等の情報豊富なサイトをご紹介しています。これ等の情報は既にご存知でしょうか。
・丸井弁護士を中心とする「麻と人類文化」(特に法学セミナー掲載論文)
・市民団体「カンナビスト」(特に厚労省への情報開示請求への回答―「データがないので回答できない」という回答)
・「カナビス・スタディハウス」海外の情報の宝庫
・その他、書籍「マリファナの科学」「医療マリファナの奇跡」「地球維新Vol.2」「チョコレートからヘロインまで」その他、多数

また、当サイトでレポートしている各裁判で提出された趣意書等の内容は、これらの情報や意見が集約されたものとなっています。特に、桂川さん控訴/上告趣意書・意義申立書、Iさん上告趣意書など。

ご質問に対し、一言で言えないわけでもないですが、それでは主観的な意見に止まってしまう恐れがあり、THCとしても私個人としても責任を感じます。ちゃんと裏付けとなるデータを含めて全て洩れなく説明しようとするなら、とてもスペースが足りません。これまでに国内外で発信されている情報を既にご存知かどうかをお尋ねするのは、そのためです。決して嫌味なつもりではありません。

-----「根拠」について。

彫師さんには根拠がおありとの事、ぜひお聞きしたいです。でもその前に、書込みに出てきた「根拠」とは、大麻を取締る公的機関、その法制定をする立場にある公的な機関・組織(正確な用語がよく解りませんが…)の公言する「根拠」です。極端に言えば、「私が○○な理由」などとはワケが違います。
たとえアナタがそうした職務に就いている人であっても、ココのような場では個人として発言されているわけですよね? 現行の大麻取締法の定める罰則は、常軌を逸した重いものだと私は感じますが、妥当だとお思いですか?

話は飛びますが、私は個人的には、よく使われる「真実」という言葉にはとても抵抗があります。「あれは最高/最悪だ」「天国だ/地獄だ」「あの人はいいヤツ/悪いヤツだ」などと我々が感じるとき、その時その人にとってそれは真実なのだと私は思うからです。「真実」とは各個人の内にあるもので、物事の立証などには「事実」だけで十分だと私は思うのです。(しかしこれは言葉の問題に移行してしまうので、これ以上はここで問題にするつもりはないです。)
では「事実」とは何か? 目に見えるもの=事実ではありませんね。「この目で見たものしか信じない」という人もいますが、トリックでも何でも「目に見える」形で見せさえすれば即信用してしまうという落とし穴があります。

また言わずもがなですが、とかく大多数の人にとって「是」であっても少数の人には「非」であるのも世の常です。万人全てを満足させる方法などこの世に存在しないものだと私は思っています(それが「事実」だと言いたいところ)。この場合、少数意見よりも、「より万人を満足させるために」最大多数の最大幸福を優先」する方向に行くのはやむを得ないでしょう。しかし、「多数決」と「全員一致」とは意味が異なります。日本のお国柄ではこれが混同されているという評論を読んだことがありますが、「和」を重んじる日本の美風(幕の内弁当的な美学)の弊害かもしれませんね。条件・状況が異なれば美風も美風でなくなるのは寂しいですが理の当然です。

大麻なんて何がいいのか、私は大嫌い、必要ない(無用論)という人は必ずや存在して当然です。全世界の住民が全員一致で大麻肯定派になったら、やはりおかしい(気持ち悪い!)と思います。他のもので代用できんのか?という意見は、モノが大麻でなく別のものに移行するだけなので論外ですが。
また、大麻で個人的に被害に遭った人へは、お見舞い申し上げますが、それは本当に大麻そのものが原因なのでしょうか? 我々人間はとかく、問題を何かのせいにしたり責任を転嫁したがります。それが楽だから(人間だもの)。
大麻を使用して他者の権利侵害・迷惑行為に及んだ人には、その迷惑行為そのものに対して罰則が科されればよいのです。だから現行法でさえ、大麻に「使用罪」は無いのです。

-----
以上、前置きだけで長くなってしまいました。
また手が空き次第、書かせて頂きますので、よろしく!

全てお話する前に回答を求めます。 投稿者:通りすがりの彫師 投稿日:2006/04/06(Thu) 06:16  No.845    [返信]
>様々な批判に耐えうる言葉を持つ必要がある

という書き込みを見てやっぱり伝える必要性はなかった…と正直思ったのですが、それでは相手と同じことしている私も変わらないのでお話したいと考えてお聞きしたいです。

どうして貴方達は大麻が認識されないのだと思いますか?いけないのだと思いますか?なぜ裁かれるのだと思いますか?


>根拠さえ明かせないなら上の人たちの都合だけ

私には根拠があります。

カナダはニッポンの遥か彼方゛ 投稿者:しら 投稿日:2006/04/06(Thu) 05:54  No.844    [返信]
三白眼さん

カナダの件、新鮮な情報をありがとうございます。

この法案について検索していたら、サンダース宮松敬子さんのサイトに次のように紹介されていました。2003年8月の記事です。

<-- 以下引用 -->

@15c(15〜20本分)までの所持は、有罪にせず罰金(青少年は最高250j、大人は最高400j)を科す。運転中や校内での喫煙は有罪
A15〜30cの所持を有罪にするか、罰金を科すかはポリスの裁量に負かせる
B不正栽培は従来の7年から14年に引き上げ、不正取引は従来通りの終身刑

改正の目的は@の理由で、年間約2万人もが逮捕されるが、その95%は有罪にならない。にもかかわらず、事情徴収や裁判の手続きなどの事務処理で、警察がてんてこ舞いさせられているからだ。

<-- 引用終わり -->

元記事は下記です。
カナダジャーナル/カナダの最新マリファナ事情(「マリファナのお話」という記事もありました。とっても参考になりました。)
http://canadajournal.whitesnow.jp/article/society.html

下記のページもちょっと古い情報ですが、カナダ政府が密売人から押収した大麻の種を研究に使っているという記事があります。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20010731305.html

カナダ国民の大半が大麻で逮捕する必要はなく、罰金で良いと考えているといった情報も複数ありました。日本とは全く大麻文化の状況が違うというか、絶句するほどの違いではないかと思います。

カナダの大麻産業について、カナダ大使館のサイトには次のように書かれいます。

<-- 以下引用 -->

1998年にはカナダでも研究および商業目的での麻栽培が合法化され、農家の関心を集めました。カナダ政府も法令の改正や数百万ドルの研究開発補助金を投入して、カナダの麻栽培を積極的に支援しています。

現在ではアトランティック地域を除くすべての州で600戸の農家が麻を栽培しています。麻の市場には大きな将来性があります。たとえば、ヘンプ(麻)油は必須アミノ酸であるオメガ3、オメガ6、その他の人体では合成できないアミノ酸を含有しており、人体にとって非常に栄養価が高い油であるとされています。麻の実油はナッツのようなよい香りがし、コレステロール値を下げ、心臓血管系を強化する作用があります。

<-- 引用終わり -->

引用元
カナダ大使館「カナダの麻(ヘンプ)栽培」
http://www.canadanet.or.jp/a_f/hemp.shtml

サティベックスの件といい、今回の法案がお蔵入りになったとしても、やはりカナダが大麻先進国であることに変わりはないですね。溜息が出るほどの彼我の違いです。我が国のお役人や政治家たちときたら・・・とほほです。


かやさん

> 米国のどこの機関が発行したものかは回答してましたか?

こんなふうでした。

<-- 以下引用 -->

この冊子の元になっているデータは、米国の「ドラッグ プリベンション リソース インコーポレーション」発行のブックレット、「ドラッグ エデュケーション マニュアル」だそうです。このブックレットの発行年月日は不明だとのこと。

同センターのホームページにある大麻についての記載は厚生労働省から提供されたデータではなく、センター独自にまとめたものとのことです。また、記載の内容については、厚生労働省の担当者に見せ、確認してもらっているそうです。

記載の内容が近年の海外の研究者による研究結果と著しく異なり、正確ではなく、現在は大麻にそれほど毒性がないことが明らかになっており、医療分野でも利用されている現状について問うと、「各国によって事情が異なりますから。オランダなどでは他の薬物なんかが蔓延している事情もございますし」とのことでした。

近年の研究結果を反映させた記載に改定する必要があると思うが、その予定はないかとお聞きしたところ、「現在のところ改訂の予定はない」とのことです。

<-- 引用終わり -->

http://www.asayake.jp/thc/archives/1151/index.php

まったくトホホな日本です。

進んでいても… 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/04/05(Wed) 19:48  No.843  Home   [返信]
>カナダといえば、…
>おお!進んでいるな。と思ったんですが。

ええ本当に。最先進国じゃ!なんて思いましたが。やはり、どんなに進んでいる国にも反対派は必ずいて、その勢力はまだまだ侮れない状況なのだなあと。これは大麻問題に限らずですけど。
欧米においてさえ、大麻に関する常識の浸透(反対派の偏見を取り除く)には、もうちょっと時間が必要なのでしょうね?

こんにちは 投稿者:KAYA 投稿日:2006/04/05(Wed) 13:51  No.842    [返信]
しらさん

>私はヨーロッパの妊婦になりたいです。

^^

>根拠は発行年月日も分らない、米国で発行された冊子一冊だと、ダメセンターの元官僚、糸井専務理事は私の公開質問に回答

発行年月日もわからないと回答・・
米国のどこの機関が発行したものかは回答してましたか?

三白眼さん

カナダといえば、カナビス成分から作ったサティベックスを多発性硬化症の鎮痛緩和薬として昨年認めた国ですよね。
そのときは、おお!進んでいるな。と思ったんですが。

ご紹介のニュースでは少量の所持を非犯罪化しようとしていた法案を廃案にするとのことですが、今後カナダの一般の人たちはどういうリアクションをとっていくのかも気になるところです。
自分も情報収集していきますが、また何か見つけられたらご紹介くださいね。

ふぐさん

ダメ。ゼッタイ。という言葉を目にすると、親が子に自分の都合を優先させて「だめったらだめなの!」とヒステリックにねじ伏せようとする図が浮かびます。
親子ならそれでも牢屋に長期ぶち込むことはないけど、国を相手に反発したら懲役刑ですし。
根拠さえ明かせないなら上の人たちの都合だけなんだろうなとやっぱり思います。

だから、犯罪とは何か? 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/04/04(Tue) 23:34  No.841  Home   [返信]
ですよね、そこをすっ飛ばして「犯罪は取り締まる」じゃ話になんないぞ!
しかし、私はご紹介の英文記事が読めないので、詳しい内容がまだ解らないのですが…(屁理屈の想像はつくけど?)

三白眼さん、いろいろご紹介いただき有難うございます。

>やはり反対意見も真摯に受け止めていくことは大切だと思ったので、書き込ませていただきました。

本当ですね。がっかりするニュースでも早く知っておきたいですし。
しらさんの仰る「様々な批判に耐えうる言葉を持つ必要がある」のもその通りですよね。もちろん言葉=ロゴス(理)!「ダメ。ゼッタイ。」なんて思考停止はダメゼッタイ!

Canada scraps plan to decriminalize marijuana use 投稿者:三白眼 投稿日:2006/04/04(Tue) 20:39  No.840    [返信]
こんばんは。またお邪魔させていただきます。
今回はちょっと悲しいニュースです;;

カナダの新しい保守党政府が、少量のマリファナ所持を非犯罪化しようとしていた法案を廃案にするようです。現地時間4月3日。
今年1月の選挙で12年ぶりに政権を奪回した保守党の主張としては、犯罪は取り締まるべきで、この法案の再提出もないだろうとしています。
自由党の法案の下では、少量のマリファナ所持では罰金刑だけで前科がつかなかったようですが、
カナダ警察なんかはマリファナの違法栽培に対する寛大な裁判判決があったことをぼやくなど、不満もあったみたい。
参考:http://ca.news.yahoo.com/s/03042006/6/n-usa-canada-scraps-plan-decriminalize-marijuana-use.html

アメリカにマリファナが横流れすることへの懸念も書いてあったりして、なんかプンプン臭うところもありますがw、
悔しいなあ。
ただ、やはり反対意見も真摯に受け止めていくことは大切だと思ったので、書き込ませていただきました。

私訳:「Harper首相の5つの優先事項のひとつは、犯罪は取り締まる」
原文:「One of Harper's five priorities is to clamp down on crime.」
とありますが、このうちの「clamp down on」という成句の日本語訳には「取り締まる」の他に、「圧迫・弾圧する」という強い意味もあるようです。

しかし大切なのは賛成も反対ももっと意見を戦わせることだと思うんですが、特に日本。

以上、英語の勉強を兼ねてお伝えしました。

こんばんは 投稿者:しら 投稿日:2006/04/04(Tue) 00:51  No.839    [返信]
三白眼さん、初めまして。

興味深い記事の紹介、ありがとうございます。いったい日本はどうなってんだ?という思いを新たにしました。

かやさん、ちは(^^y-~

> ヨーロッパではタバコをやめられない妊婦に「タバコをどうしてもやめられないのであれば、大麻にしたほうがいい」という医者もいるそうです。

私はヨーロッパの妊婦になりたいです。

ダメセンターの件、

> 事実はどうなのか気になるところです。

ホントですね。ダメセンターの記述に関しては、事実がどうなのか、と同時に、根拠は何なのか、という点が問題ですね。(根拠は発行年月日も分らない、米国で発行された冊子一冊だと、ダメセンターの元官僚、糸井専務理事は私の公開質問に回答していますが。)

通りすがりの彫師さん、初めまして。

アラシかなーと思ってしまったけど、違ったみたいですね。
疑ってごめんなさい。丁寧な書き込みに安心しました。

何か批判的な意見があればぜひ書いて下さい。
様々な批判に耐えうる言葉を持つ必要があるのだと思っています。
ふぐさんも書いているように、批判だからといって削除したりはしません。そこから学び取ることがあるかもしれないと思っています。
誹謗中傷はご遠慮願いますが、ディベートは必要だと思います。

Re:[834] Marijuana use affects fertility treatment outcomes 投稿者:KAYA 投稿日:2006/04/03(Mon) 23:53  No.835    [返信]
はじめまして三白眼さん

不妊治療の臨床実験統計結果というのは初めて聞いたので、興味深く拝見しました。
こういった研究は日本では考えられないほど進んでいるんですね。明確な立証には更なるリサーチが必要ときちんと前置きされていますが、立証されれば不妊治療のひとつの手段として患者側が選択できるように進んでいくことが出来ますね。

不妊治療ではないですが、ヨーロッパではタバコをやめられない妊婦に「タバコをどうしてもやめられないのであれば、大麻にしたほうがいい」という医者もいるそうです。
不妊治療の事もあわせて考えますと、ダメ。ゼッタイセンターでは

「生殖能力に障害が生じ、遺伝子の異常や突然変異をもたらします。男性ではテストステロン(性ホルモン)を44%も低下させます。また、女性では生殖細胞に異常を生じます。大麻の有害成分は胎盤関門(母胎血液と胎児血液の間に胎盤膜によって形成されている半透過関門)をも通過して胎児にも影響を及ぼしますので胎児の大麻中毒や流産、死産の原因にもなります。」

という発表をしてますが、事実はどうなのか気になるところです。

Marijuana use affects fertility treatment outcomes 投稿者:三白眼 投稿日:2006/04/02(Sun) 23:59  No.834    [返信]
現地時間3月31日3:09pm付けで、YahooのIn the News(Yahoo Japanでいうトピックス)欄にこういう記事が出ていましたので、多くの人に読んでもらえればと思い、書き込みます。
参考:http://news.yahoo.com/s/nm/20060331/hl_nm/marijuana_fertility_dc

内容は、「不妊治療に大麻が効果があるかもしれない」という臨床実験の統計結果。
詳細としては、「明確な立証には今後の更なるリサーチが必要と前置きした上で、不妊治療を始める最低1年前から大麻を使用すると良い結果が生まれることを、カリフォルニア大学のDr.Klonoff-Cohenのグループが確認。このデータは、体外受精(IVF)もしくは生殖体卵管内移転(GIFT)を以前に経験したことのある211組のカップルを対象に行われ、American Jounal of Obstetrics and Gynecologyに今年2月に発表された。実験によると、不妊治療前に大麻を使用したカップルは大麻を使用しなかったカップルに比べ、より高い確率で受精卵を胎児に成長させることに成功し、また大麻を使用したカップルの中でも、より長い期間大麻を使用してから不妊治療に臨んだカップルにその効果が高く、更にこれは女性だけでなく男性の大麻使用でも同様の効果が確認された。しかし一方で、親が大麻を使用した場合、幼児の出生時体重が低くなることも発見され、それは大麻の使用が、頻度が多く治療時期に近かった時ほど影響が大きくなった。とはいえこの結果は依然流動的であるという。そして、この研究報告は初めてのものであり今後の立証が必要と延べ、更に今、卵細胞質内精子注入法に対する大麻の効果についても実験してるらしい。」

Re:[832] 大変申し訳ありません。 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/04/02(Sun) 19:55  No.833  Home   [返信]
>…私は書き伝えることを諦めました。

エーッ? ではまた思い立ったら是非お聞かせ下さい。ご質問なども、またいつでもお気軽にどうぞ!

削除しなくてもいいじゃないですか〜。もし不都合あるなら消しますけど…?

大変申し訳ありません。 投稿者:通りすがりの彫師 投稿日:2006/04/02(Sun) 12:47  No.832    [返信]
管理人さんから心良いお返事を頂いたのに…私は書き伝えることを諦めました。本当に申し訳ありません。管理人さんが確認し次第、私の書き込みは削除してください。失礼しました。

Re:[830] ここは何を話す場所でしょうか? 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/04/01(Sat) 02:26  No.831  Home   [返信]
通りすがりの彫師さん、こんにちは。

大麻に関連することなら(そんなに厳密じゃありません、御覧のとおりです)、何でも構いませんよ。お気軽にどうぞ。
もちろん、あまりにも無関係な主義主張や、無差別な宣伝活動等の迷惑投稿は削除する方針です。滅多にありませんが。
批判意見なら削除するということはありません。批判意見だからではなく、迷惑行為等の理由により削除する場合はあると思いますけど(たとえば個人的な誹謗・中傷など)。
/掲示板の管理人より

ここは何を話す場所でしょうか? 投稿者:通りすがりの彫師 投稿日:2006/04/01(Sat) 00:51  No.830    [返信]
突然の書き込みすいません。ここは自分の考えてることを何でも書いていいのでしょうか?批判意見も反映されるのでしょうか?管理人の方からのお返事待っています。

Re:[828] 沖縄県で大麻取締法に強い弁護士を教えてください 投稿者:しら 投稿日:2006/03/26(Sun) 10:25  No.829    [返信]
佐藤さん
メールも拝見しました。お見舞い申し上げます。
沖縄の弁護士について、あまり多くの情報はありませんが、お伝えできることもあるかもしれません。返信しましたので、以降はメールで情報交換しましょう。

沖縄県で大麻取締法に強い弁護士を教えてください 投稿者:佐藤 投稿日:2006/03/25(Sat) 22:14  No.828     [返信]
突然の投稿失礼します。
どなたか、沖縄県で大麻取締法に強い弁護士を
ご存知の方がいらっしゃいましたら、
教えていただけませんか?

こんばんは 投稿者:野中 投稿日:2006/03/24(Fri) 22:28  No.827    [返信]
>日本ではこのような研究はどうなっているのでしょうね。
についてですが、実は日本の大学でもカンナビノイドに関する研究は行われているようです。
記事の中にも
>つい最近、2005年の日本の研究によって繰り返された。
とあります。
http://stroke.ahajournals.org/cgi/content/abstract/36/5/1071

ところで、さっき気付いたのですが、この記事と同じものが、以前ふぐさんも紹介されていたカナビススタディハウスさんのページで、既に、とても読みやすく翻訳されて紹介されてました…。
RESPECT☆

http://www.cannabis-studyhouse.com/00_top/060214_cannabis_and_brain/cannabis_and_brain.html
 
 

こんにちは 投稿者:KAYA 投稿日:2006/03/24(Fri) 12:38  No.826    [返信]
ふぐさん

>今後も気軽にいろんなお話を聞かせて下さい。

有難うございます^^ よろしくお願いします。

野中さん

ユーザーズガイドの続きも拝見しました。翻訳ご苦労様です。

ご存知だとは思いますが改めて、厚労省が委託しているダメ絶対センターのサイトには↓の記述もあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■大麻の身体的影響(詳細)
脳に対して;
心拍数が50%も増加し、これが原因となって脳細胞の細胞膜を傷つけるため、さまざまな脳障害、意識障害、幻覚・妄想、記憶力の低下などをを引き起こします。また、顕著な知的障害がみられます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユーザーズガイドに出てきている研究発表と、あきらかに反しますね。

あと↓の記述もあるんですが
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
知的水準の低下は、これらの症状にともなって現れてくる。複雑な会話は理解できず、簡単な計算も間違え、文章もひらがなばかりで幼稚な内容となる。このような状態は精神活動の回復とともによくなってゆくが、最終的に本来の知的水準までもどれるかどうかは不明である。こういった状態を「カンナビス痴呆」とも言う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「カンナビス痴呆」とも言うって・・
飲んでいたコーヒーを噴出してしまいました。

しらさん

>日本の場合は国民のほうでも戦争でとんでもない目に遭ったという被害者意識のほうが強く、自分たち日の丸の民が近隣諸国に対しては加害者なのだという意識が相殺されているように感じます。それは先に書いた主権者意識の希薄さの現れでもあるように思います。

被害者意識の方が強いように感じられるということも同感いたします。
それから負けたにせよ戦争でもうかった一部の日本の大企業が叩かれてないというのも、おかしな国柄だなと思うときがあります。

>日本ではこのような研究はどうなっているのでしょうね。

以前厚労省のサイトでざっと調べたことがあるんですが、大麻に関してはまともな研究をしているデータは見受けられませんでした。
ごくごく微量の物質から(灰とか?)大麻と判別することが出来るような研究などはしているようですが、これにも莫大な税金が使われていまして、肝心の大麻そのものが一体なんなのか?という研究は、サイトで公表されている限りではなかったです。

>大麻取締法はとても大きく日本の国益を損ねていると思います。

本当にそうですね。医薬品ももちろん、高騰している灯油のことを考えても大麻を利用したバイオディーゼルを一般に普及させれば、輸入だけに頼らず安価で環境にも良い自活方法があると思います。
大麻原料に限らずバイオディーゼルの開発・普及に着いてはヨーロッパ諸国などかなり以前から取り入れているのに、日本は遅いと思います。

おはようございます 投稿者:しら 投稿日:2006/03/24(Fri) 07:24  No.825    [返信]
KAYAさん

> ドイツも以前は民主主義ではなくて、それぞれのステイツに領主みたいのがいて。。

先の大戦の例で言えば、ヒトラーは国民の選挙によって大統領と首相を兼任する総統の地位に就いています。多数決が最善の結果を導くとは限らないということですね。

一方、天皇制ファシズムの場合、国民が天皇を選挙で選んだわけではない。
ドイツも日本も近隣の国に多大な加害を為してしまったけど、戦後の戦争責任の追及の仕方は、ドイツの場合、国民が自分たちの責任として受け止めている印象があるのに対して、日本の場合は国民のほうでも戦争でとんでもない目に遭ったという被害者意識のほうが強く、自分たち日の丸の民が近隣諸国に対しては加害者なのだという意識が相殺されているように感じます。それは先に書いた主権者意識の希薄さの現れでもあるように思います。


野中さん

翻訳ごくろうさまです。KAYAさんも書いてるけど、アルコールが与えた脳へのダメージをカンナビノイドが守るって、すごい発見ですね。
それにしても、日本ではこのような研究はどうなっているのでしょうね。
新薬の開発という点から見ても、日本は世界に大きく水をあけられているのでしょうね。大麻取締法はとても大きく日本の国益を損ねていると思います。それが占領国の狙いだったのでしょうか。

> 忙しい時はお互い無理をせず、確実に取り組みましょう。

了解です。


ふぐさん
> 確実に回答を得られるよう工夫して、あらたに迫ってみましょう。

そうしましょう。


Rさん

> 僕なりに頑張って真実の普及に努めております。

了解です。
同じ志を持つ者それぞれが、それぞれなりに、できる範囲で頑張ることが大切だろうと思います。その力の結集が現実を動かすでしょう。

> 時代は変わります。近いうちに。

そうしましょう。

なるほどー 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/03/24(Fri) 06:49  No.824  Home   [返信]
誤った先入観はもう期限切れですね。しかし研究報告、実に細かく「真面目に」実験されていますね!

ところで前回「しかも単に見聞の披露にとどまらず…」なんて書いてしまったけど(書き方が下手ですみません)、もちろん単に「こんな話を聞いたヨ」というお話だけでも十分に貴重なので、皆さんも気軽にいろんな情報や体験談を教えて下さい!

大麻と脳:ユーザーズガイド 続き 投稿者:野中 投稿日:2006/03/24(Fri) 04:51  No.823  Home   [返信]
先の実験は、類似した話をする。2004年10月、研究はthe journal Psychological Medicineにおいて、男性の一卵性双生児における認識に関する大麻の潜在的な長期の残留する影響を検査することで、「マリファナ使用による認識能力の著しい長期の残留する影響の欠如を報告した。」と発表した。2003年の展望研究がthe Journal of the International Neuropsychological Society で、また、「急性の酩酊をしていないユーザーの神経認知機能における長期の習慣的な大麻の消費の実際の体系的な影響を明らかにすることができなかった」発表し、2002年の臨床試験は、「マリファナは、知能全体に長期の否定的な影響を及ぼさない。」と結論付けられたことを、the Canadian Medical Association Journal で発表した。

最終的に、2001年にthe journal Archives of General Psychiatry で発表された研究で、1週間禁煙した長期の大麻喫煙者が「10の一連の神経心理学的検査において、対照の被験者(生涯で50回未満しかマリファナを吸わなかった人々)と実質的に有意差が無いことを示した。」ことが明らかになった。」研究者達は、更に「テストの前の3ヵ月間、ほとんどあるいはまったく大麻を消費しなかった元ヘビーユーザーもまた対照の被験者とこれらのいつ、いかなる検査においても有意差が無いことを示した。」と付け加えた。

(References: Lack of hippocampal volume change in long-term heavy cannabis users. American Journal of Addictions. 2005 | Neuropsychological consequences of regular marijuana use: a twin study. Psychological Medicine. 2004 | Non-acute (residual) neurocognitive effects of cannabis use: A meta-analytic study. Journal of the International Neuropsychological Society. 2003 | Current and former marijuana use: preliminary findings of a longitudinal study of effects on IQ in young adults. Canadian Medical Association Journal. 2002 | Neuropsychological Performance in Long-term Cannabis Users. Archives of General Psychiatry. 2001)

KAYAさんへ
>デンバーの例
とても参考になりますね。
日本でも集積されたデータを利用することで問題の解決を計れると思います。

ふぐさんへ
これからは、更に掘り下げて役に立ちそうな研究のデータを訳していくことが有効なのではないか思っています。
 時間かかりますけど。

しらさんへ
データが揃えば、税金の無駄遣いと天下りの温床となっているダメセンターの偽情報を論破できます。
 忙しい時はお互い無理をせず、確実に取り組みましょう。





情報の叛乱だー 投稿者:ふぐ 投稿日:2006/03/23(Thu) 22:51  No.822  Home   [返信]
KAYAさん、ほんとに情報の宝庫ですね。沢山の貴重なお話、有難いです、興味深く拝見してます。しかも単に見聞の披露にとどまらず、しっかりしたお考えや見解をお持ちだからこそ、読みごたえのある情報になっているのだと思いました。今後も気軽にいろんなお話を聞かせて下さい。

野中さんの情報収集も頼もしいです。是非、引き続きよろしくお願いします。(私は語学力ゼロなので、有難い! 頭が下がるばかりですが…)

Rさんもお元気そうですね、いつも元気な書込みに圧倒される思いですよ…(その意気で盛り上げて下さい!)

大使館アンケートの回答率が悪いのも、これまでこのようなアンケートの経験があまり無かったせいかしら? とりあえずそんな回答状況もそれなり参考になったと言えるかも。しらさんの仰るように確実に回答を得られるよう工夫して、あらたに迫ってみましょう。それにはホント、時間と手間の問題を何とかしなけりゃ…ですねえ。

こんばんは 投稿者:KAYA 投稿日:2006/03/22(Wed) 20:22  No.821    [返信]
しらさん

>日本には市民革命の精神的伝統がありません。

歴史には凄く疎いんですけど、そういう風に遡っていくと日本人の気質とかが見えてきて、どのような活動を展開するにもベースを知ることって大事だなと思いました。

ドイツも以前は民主主義ではなくて、それぞれのステイツに領主みたいのがいて。。という話を聞きましたが、しらさんがおっしゃる民性を調べていくのもまた興味深いなと思っているところです。

Rさん

>時代は変わります。近いうちに。

ご一緒にその瞬間を見たいですね。

野中さん

記事、大変興味深く拝見しました。

>特にアルコールによって誘発された脳障害に対して神経保護的であることを示した。

という部分なのですけど、昨年市民投票で半数以上の票を勝ち得、28グラム以内の所持が条例で合法となったアメリカ、デンバーの例を思い出しました。
合法化活動をしていたグループが「大麻はアルコールより害が少ない。アル中が原因の家庭内暴力・健康障害などは大麻を合法化することで被害が減る」といった内容のことを盛んに市民に広報していたんですが、この記事で更に納得しました。
デンバー市長はビール会社の経営者だと言うのもあり、この市長に代わってから、それまで「公園での飲酒は禁止」だったのが「公園での飲酒はオッケー」に変えるなど、アルコール販売に拍車をかけようとしていたようですが、合法化グループは正面から「大麻ではなくアルコールが毒!公式データは揃っている」と闘っていたようです。
合法化グループのリーダーはメディアで「市長は合法ではあるがここで一番大きなドラッグディーラーだ」と非難していたほどです。
それに対して、後ほど市長に謝罪する気はないかと聞かれても「事実は事実。謝罪する気など全く無い!」と毅然と跳ね除けてました。

アルコールは脳を破壊するけど、大麻は再生ですね。
厚労省はちゃんと研究してください。
日本でもアルコール問題は深刻じゃないですか?

大麻と脳:ユーザーズガイド 投稿者:野中 投稿日:2006/03/22(Wed) 03:32  No.820  Home   [返信]
興味深い記事があったので紹介します。

大麻と脳:ユーザーズガイド

by Paul Armentano
Senior Policy Analyst
NORML | NORML Foundation

・カンナビノイドと神経発生
・大麻と神経保護
・カンナビノイドと神経膠腫
・カンナビノイドと神経変性
・大麻と認識

最近 Journal of Clinical Investigation で発表されたカンナビノイドが脳細胞の発達を刺激することがあることを証明している臨床前のデータは、マリファナの脳における影響に関して、国際的な議論に再点火した。しかし、大麻喫煙とうんざりするほどたくさんの認識異常を関連づけようとした以前の偽科学的なキャンペーンとは異なり、現代の研究は、何を多くの大麻ファンがずっと推測していたかについて示唆する:マリファナは、あなたに期待どおりの好ましい特性を備えている。

カンナビノイドと神経発生

「研究は、マリファナの知識の論点を一転する」と、10月にGlobeとMailが主張した。ニュースは北アメリカと世界を通して同様の見出しをつけて宣伝された--その全ては連邦当局と法の執行組織から記録的な沈黙をもって迎えられた。あれ、全ての大騒ぎは?サスカトゥーンのサスカチュワン大学の研究者は、ネズミにおける合成カンナビノイドの投与が脳の(大脳側頭葉の)海馬の部位で新生のニューロン(神経細胞)の増殖を刺激して、著しく不安と落ち込みのような作用の程度を減らすと発見した。結果は研究者--アルコールとタバコを含むほとんどすべての他の成人の神経発生を減少させるいわゆる「依存性薬物 」に注目する人--に衝撃を与えて 、「大麻は、脳細胞を殺します」の多数の人の顔から、長く期限切れになっている卵を取り除いた。

研究の調査結果を人間に推論することは時期尚早であるが、最低でも、データはカンナビノイドが一風変わって脳に非毒性であり、そして、マリファナの長期の使用さえ脳機能にたぶんほとんど危険を意味しないという見解を強化する。調査結果はそのうえ、カンナビノイドが抑うつと不安の緩和で役割を果たすことができるという更なる証拠もまた提供し、そして、その大麻に基づく薬はいつか従来の抗うつ剤、例えばパキシルやプロザックなどより安全な選択肢を提供するかもしれない。

(Reference: Cannabinoids promote embryonic and adult hippocampus neurogenesis and produce anxiolytic and depressant-like effects. The Journal of Clinical Investigation. 2005)

大麻と神経保護

現代の科学が、マリファナが神経毒であるという見解を論破しただけでなく、最近の科学的発見は、カンナビノイドが、実際に、特にアルコールによって誘発された脳障害に対して神経保護的であることを示した。最近の前臨床研究--それの皮肉は、それを読む誰にとっても明らかである--において、米国国立国立精神衛生研究所the US National Institutes of Mental Health (NIMH)の研究者は、非精神活性カンナビノイドcannabidiol(CBD)の投与が脳でエタノールによって誘発された細胞死を最高60パーセント減らすと報告した。「この研究は、生体内神経保護薬としてCBDの最初の実例を提供する...エタノール過剰摂取によって誘発された脳損傷を防ぐ際に」と、研究の著者がthe Journal of Pharmacology and Experimental Therapeuticsの2005年5月号で書いた。大麻が過剰投与によって死を引き起こすことができないなのに対し、アルコール中毒は、the Centers for Disease Controlによると、アメリカ合衆国での毎年何百もの防止できる死との関連がある。

もちろん、多くの米国の神経科医は、長い間大麻の神経保護のすぐれた能力を知っていた。1998年にNIMHの科学者は、最初に、脳卒中と急性の頭部外傷の脳に損傷を与えている影響を食い止める天然のカンナビノイドの能力を宣伝した。同様の調査結果は、それから、オランダとイタリアの研究者、そして、つい最近、2005年の日本の研究によって繰り返された。しかし、人間における合成カンナビノイドから派生した薬物の潜在的な神経保護作用を測る試みは、今までのところ確定的ではない。

(References: Comparison of cannabidiol, antioxidants and diuretics in reversing binge ethanol-induced neurotoxicity. Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics. 2005 | Cannabidiol prevents cerebral infarction. Stroke. 2005 | Post-ischemic treatment with cannabidiol prevents electroencephalographic flattening, hyperlocomotion and neuronal injury in gerbils. Neuroscience Letters. 2003 | Neuroprotection by Delta9-tetrahydrocannabinol, the main active compound in marijuana, against ouabain-induced in vivo excitotoxicity. Journal of Neuroscience. 2001 | Cannabidiol and Delta9-tetrahydrocannabinol are neuroprotective antioxidants. Proceedings of the National Academy of Sciences. 1998)

カンナビノイドと神経膠腫

全てのガンのなかで、神経膠腫ほど悪性で致命的なものは少ない。神経膠腫腫瘍は、速く健康な脳組織を襲って、手術や標準的な治療に典型的に無反応である。彼らが反応する一つの薬剤は、大麻である。

the Journal of Neurooncologyの2005年8月号で、 カリフォルニア太平洋医療センター研究所(the California Pacific Medical Center Research Institute)の研究者は、人間の多形神経膠芽腫株化細胞におけるTHCの投与が悪性の細胞の増殖を減少させ、合成大麻受容体作動薬(WIN-55,212-2)の投与がそうしたより速くアポトーシス(遺伝子にプログラムされた能動的な細胞死)を誘発すると報告した。研究者は、また、THCが合成の選択肢より深い方法で、健康な細胞を無視し、選択的に悪性の細胞を標的とした点にも注目した。多形神経膠芽腫と診断される患者は、治療なしでは一般的に3ヵ月以内に死亡する。


イタリアで実行された先の研究は、生体外(例えばペトリ皿)と 用量依存的方法の動物の両方で、神経膠腫細胞の成長を妨げるCBDの能力も示した。その結果、スペインの研究チームは、カンナビノイドの頭蓋内の投与が手術不能の脳腫瘍と診断される患者の命を長くすることができるかどうか、現在調査している。

つい最近、the journal Mini-Reviews in Medicinal Chemistry の10月号の科学的分析は、THCとCBDの脳腫瘍と戦う能力に加えて、研究が、カンナビノイドが肺癌、白血病、皮膚癌、結腸癌、前立腺癌と乳癌の進行を停止させることも示した点に注目した。

(References: Cannabinoids selectively inhibit proliferation and induce cell death of cultured human glioblastoma multiforme cells. Journal of Neurooncology. 2005 | Cannabinoids and cancer. Mini-Reviews in Medicinal Chemistry. 2005 | Anti-tumor effects of cannabidiol, a non-psychotropic cannabinoid, on human glioma cell lines. Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics. 2003)

カンナビノイドと神経変性

新たな証拠は、また、カンナビノイドが特定の神経変性疾患、例えば多発性硬化症 、パーキンソン病、アルツハイマー病と筋萎縮性側索硬化症(別名ルー・ゲーリック病)の進行を減速することで役割を果たす可能性があることを示している。最近の動物実験は、カンナビノイドが 、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、パーキンソン病とMS(多発性硬化症)のマウスモデルで病状悪化を遅らせ、神経変性を妨げることを示した。その結果、the Journal of Neurological Sciencesは最近表明した「証拠は蓄積している...カンナビノイドシステムが進行性疾患を促進する神経変性プロセスを制限することができるという仮説を支持するための」、そして、経口のTHCと大麻抽出物の使用がMS(多発性硬化症)の進行を減速する可能性があるかどうかを研究する患者の試験が、現在イギリスで進行中である。

References: Cannabinoids and neuroprotection in CNS inflammatory disease. Journal of the Neurological Sciences. 2005. Amyotrophic lateral sclerosis: delayed disease progression in mice by treatment with a cannabinoid. Amyotrophic Lateral Sclerosis and Other Motor Neuron Disorders. 2004 | Cannabinoids inhibit neurodegeneration in models of multiple sclerosis. Brain. 2003)

大麻と認識

しかし、認識に関する大麻の有害な影響の主張はどうだろうか?科学文献の再調査は、「stoner stupid」という固定観念に関する噂が根拠がないことを示す。今年の春過ぎにthe American Journal of Addictionsで発表される臨床試験データによると、大麻使用 -- 薬の重度の長期の使用を含んでいる -- は、最高でも、認識と記憶において取るに足りない影響しか及ぼさない。ハーバード医科大学の研究者は、22人の長期の大麻ユーザー(平均20,100回の生涯の喫煙の段階を報告する)と26人の対照(大麻使用の歴史のない対象)の脳で、 磁気共鳴断層撮影を実行した。映像は重度の大麻喫煙者と対照との間で比較して「有意差はない」と示したことが調査で明らかになった。

メッセージ:誤訳があるかもしれません。続きは後ほどアップしたいと思っています。

無題 投稿者:R 投稿日:2006/03/22(Wed) 01:58  No.819    [返信]
僕はしらさんの活動と意見に深く共感します。
これだけ言っておきます。
僕なりに頑張って真実の普及に努めております。
時代は変わります。近いうちに。

頑張りましょう!!

お知らせ 投稿者:しら 投稿日:2006/03/21(Tue) 06:15  No.817    [返信]
年初に始めた大使館アンケートですが、その後、国名記入漏れの回答が1通あったのみで、ものすご〜く回収率が悪いです。何か工夫しないとこのまま続けてもあまり戻ってこないように思えるので、予め電話をして内容を伝えてから送付する、など、オツムの中では考えているのですが、そのままになっています。仕事の片手間にやっているので、多忙になるとTHCの更新が鈍くなります。この辺が「個人的に勝手にやっている取り組み」の限界なんだろーなーと思いつつ、組織化するつもりは今のところありません。手伝ってくれる人と、自分たちのペースで、できることを積み重ねていけば良いと思っています。

THCのブログは協力者の手によってちょっとずつ改善しています。目の不自由な方にもアクセスして頂けるよう、読み上げ対応も少しずつ進めています。

方向性としては、以前にも書きましたが、厚労省やダメセンターのデタラメを突きたいと、個人的には考えています。その準備はこつこつとやってます。

この3月でTHCは3年目になりました。昨年度の相談件数は多分70件ほどだと思います。解雇、離婚、家庭崩壊、なんで大麻を持っていただけでこんな酷い目に遭わなければならないのか。その思いは益々強くなるばかりです。今も複数の被害者や近親者の相談に対応しています。そのような事例もレポートできると良いのですが、なかなか手が回りません。

紙原稿の書き起こしなど、手伝ってほしいことはたくさんあります。力を貸して下さる方はぜひご連絡下さい。
thcjapan@yahoo.co.jp

「2年目の報告」を書いていないので、ちょっと代わりにお知らせでした。

追記
25日頃にこのサイトを印刷してナタ、桂川さん、Iさんに送ろうと思います。メッセージのある方は書き込んで下さい。

KAYAさん 投稿者:しら 投稿日:2006/03/20(Mon) 04:26  No.814    [返信]
ドイツも日本のように大麻に厳しい刑罰が科されていた時代もあったのですね。

> でもそれを現在の状況まで変えていったのは国民です。

日本の民に欠けているのは主権者意識ではないかと思うことがあります。
日本の民主主義は、戦争に勝ったアメリカの占領政策です。
日本の民が自分達で勝ち取った価値ではない。
それまでは天皇制ファシズムで、北朝鮮のようだったのです。
日本には市民革命の精神的伝統がありません。

なくても構いませんが。(^^y-~

戦争に負けてアメリカに強制された民主主義だけど、
民主的な世の中というのは良いと思います。

おかしな法については、おかしいと民として言う。
それが世の中にちゃんと反映される。
大麻で逮捕しないでほしいという取り組みは、そんな民主的な世の中への取り組みでもあるのだと思います。

大麻取締法もアメリカに強制されたものだけど、これはいらない。(厚労省もいつまでトボけてるつもりだろうね。)
大麻取締法は、シャブのりテロリスト、ジョージ・ブッシュに熨斗付けて返したい。

> ナタさんが100万人いたら急速に日本も良くなるでしょうね。

ナタが100万人もいたら、ディジュがブームになりますね。(^^y-~

Re:[812] 投稿者:KAYA 投稿日:2006/03/19(Sun) 20:43  No.813    [返信]
しらさん

> ドイツは日本と同じ先の大戦の敗戦国だけど、大麻に対する対応ひとつ見ても、その後の違いは大きいですね。

ご指摘のように同じ敗戦国としてドイツでも厳しい刑罰で大麻は取り締まられ、大麻使用者も今の日本と同じような目でみられていた時代があったそうです。
でもそれを現在の状況まで変えていったのは国民です。
多くの人間がアクションを起こして変えました。
「権力には何を言っても何をしても結局無駄」と大麻の法律に限らず、昔の自分は思っていましたが今はそう思いません。
なぜなら、同じような状況から人々の力で変えていった国が
実際にあるのですから。
最近の中ではアメリカのデンバー市での合法化が、良い例だと思います。

日本の大麻事犯の摘発は魔女狩りなんて例えもどこかで目にしたんですが、ハイテクノロジーを誇る日本が中世時代のような体制を未だに持ってるなんて悪い意味で驚かれてます。

>ドラッグ中毒者を単に犯罪者として見るのではなく、ケアを必要とする人、という認識に基づいた政策が採られているようですね。

全くその通りです。

>ナタのほうがこの現世を裁いているのではないでしょうか

ナタさんはあらゆる犠牲を払い、いかに今の日本の司法が機能していないのかということを露呈して見せてくれました。
それでなくても第一審で長期の実刑をくらい、最高裁まで持っていけばその分拘束される時間が長引くことも覚悟の上で、やれるだけの事をやると実際に貫いた事に本当に脱帽してます。
この法律の不条理さを真っ向から問い詰めたナタさんの前から逃げたのは司法の方です。
刑に服さなければならない状況にあっても、本質的なところで勝ったのはナタさんです。
こう書くとナタさんは普通の人とは違った感覚を持っている人と一般の人にとらえられるかもしれませんが、
先の事に対する不安や恐怖、長期間独房で一人で過ごさなければならなかった状況、苦しみ、緊張など、同じような状況になれば誰もが感じるような激しい苦痛をナタさんも感じていたのだろうと思います。
でも、極限の中でナタさんは最後の最後まで頑張った。
そういう事実を見させてもらっているので、しらさんが

>ナタのほうがこの現世を裁いているのではないでしょうか

とおっしゃるのもおおいに同感しています。
ナタさんが100万人いたら急速に日本も良くなるでしょうね。

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